ウー・ウェンの家庭料理の“基本”

ウー・ウェンの家庭料理の“基本”

余熱でじんわり自らの味を育ませて
ふっくら仕上がる「なすの丸ごと蒸し」

 人気料理研究家ウー・ウェンさんの家庭料理本の決定版『ウー・ウェンの家庭料理 8つの基本』(文藝春秋刊)。この本で紹介されている料理は、どれもウー・ウェンさんが忙しい毎日の中で、実際に家族のためにつくっているものばかり。できるだけシンプルに調理し、毎日飽きずに(嫌にならずに!)美味しい食卓を演出するための、“基本”のルールと掲載レシピの一部をご紹介!

» 第2回 手抜きしたいときは煮ものを
» 第3回 時間があるときこそ丁寧に炒めもの
» 第4回 もっと蒸す!

【野菜は「丸ごと」調理する】

 野菜の味を最大限に引き出す調理法です。見た目のインパクトもさることながら、丸ごとのほうが、野菜は自らの味を逃すことなく充実させて美味しくなります。火にかける時間はそれほど長くないのですが、火を止めてから放っておくことがポイントです。時間をかけてはいますが、手間はかけていません。余熱でじんわり自らの味を育ませるのです。

食材の旨みを閉じ込めて、ふっくらしっとり仕上がるのが蒸し料理。調理法を迷ったら、まずは蒸してみてください。ほとんどの野菜は蒸すことができます。キャベツ、かぶ、カリフラワー、ブロッコリー、いも類、玉ねぎ、にんじん、豆類、とうもろこし……。

◆「なすの丸ごと蒸し」のレシピ

■材料(作りやすい分量)
・なす:5~6本

【たれ】
・練りごま:大さじ1と1/2
・黒酢:大さじ1と1/2
・しょうゆ:大さじ1と1/2
・こしょう:少々

・香菜:適量

■作り方
(1) なすのへたを取り、皮をむき、蒸し器に並べる。蒸気のあがった鍋にのせ、6~7分蒸し、火を止めてそのまま10分おく。
(2) たれの材料(練りごまは白、黒、お好みで)を合わせる。(1)を器に盛り、たれをかけて2センチ長さに切った香菜をのせる。

ウー・ウェン(Wu Wen)
中国・北京に生まれ育つ。1990 年に来日。料理上手な母から受け継いだ家庭料理が評判となり、料理研究家となる。美味しい家庭料理は人の幸せと健康をつくるという考えのもと、東京と北京でクッキングサロンを主宰。中国の家庭に伝わる医食同源の知恵が詰まった料理は、シンプルで作りやすく、体にやさしいとファンが多い。『ウー・ウェンの北京小麦粉料理』、『ウー・ウェンさんちの定番献立』(ともに高橋書店)、『ウー・ウェンの野菜料理は切り方で決まり!』(文化出版局)、『からだを整える お手当て料理』(地球丸)など著書多数。

ウー・ウェンの家庭料理 8つの基本
人気料理研究家ウー・ウェンさんが、一人の主婦として25年にわたり台所を”運営”してきた方法論を、「8つの基本」にまとめて紹介。この一冊だけあれば、一生、料理に困ることはありません。

ウー・ウェン 著
本体1,500円+税 文藝春秋刊
» 立ち読み・購入はこちらから(文藝春秋BOOKSへリンク)

2017.09.27(水)

文=ウー・ウェン
撮影=鍋島徳恭

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