ウー・ウェンの家庭料理の“基本”

ウー・ウェンの家庭料理の“基本”

火を止めた後の余熱を使ってしっとりと
好みのたれで食べたい「茶碗蒸し」

 人気料理研究家ウー・ウェンさんの家庭料理本の決定版『ウー・ウェンの家庭料理 8つの基本』(文藝春秋刊)。この本で紹介されている料理は、どれもウー・ウェンさんが忙しい毎日の中で、実際に家族のためにつくっているものばかり。できるだけシンプルに調理し、毎日飽きずに(嫌にならずに!)美味しい食卓を演出するための、“基本”のルールと掲載レシピの一部をご紹介!

» 第1回 野菜は「丸ごと」調理する
» 第2回 手抜きしたいときは煮ものを
» 第3回 時間があるときこそ丁寧に炒めもの

【もっと蒸す!】

 食材の味をいちばん引き立てるのが「蒸す」調理法です。蒸し上がりの状態を食材自体が決めてくれるからです。たとえば、豆腐は余分な水分が出てしまうのに、ふわふわ。肉や魚は脂分が落ちますが、しっとり。豆類はたっぷり水分を含んでふっくら。

 主導権は食材にあり。作り手にストレスがかからないから気分がラクでしょう? 蒸し料理のコツは、火を止めた後の余熱を利用すること。蒸気をたっぷり含んで、ふっくらしっとりします。

好みのたれをかけて。

◆「茶碗蒸し」のレシピ

■材料(3~4人分)
・卵:4個
・酒:大さじ2
・水:1と1/2カップ
・こしょう:少々

【たれ1】
・粗塩、ごま油:各同量

【たれ2】
・しょうゆ、ごま油:各同量

■作り方
(1) ボウルに卵を割り入れてほぐし、酒、水、こしょうを加えて混ぜる。
(2) 鉢に(1)を流し入れ、蒸気のあがった蒸し器にのせ、強火で5分蒸す。弱火にし、さらに10分蒸し、そのまま5分おく。
(3) 食べる直前にたれ(【たれ1】もしくは【たれ2】)をかける。

ウー・ウェン(Wu Wen)
中国・北京に生まれ育つ。1990年に来日。料理上手な母から受け継いだ家庭料理が評判となり、料理研究家となる。美味しい家庭料理は人の幸せと健康をつくるという考えのもと、東京と北京でクッキングサロンを主宰。中国の家庭に伝わる医食同源の知恵が詰まった料理は、シンプルで作りやすく、体にやさしいとファンが多い。『ウー・ウェンの北京小麦粉料理』、『ウー・ウェンさんちの定番献立』(ともに高橋書店)、『ウー・ウェンの野菜料理は切り方で決まり!』(文化出版局)、『からだを整える お手当て料理』(地球丸)など著書多数。

ウー・ウェンの家庭料理 8つの基本
人気料理研究家ウー・ウェンさんが、一人の主婦として25年にわたり台所を”運営”してきた方法論を、「8つの基本」にまとめて紹介。この一冊だけあれば、一生、料理に困ることはありません。

ウー・ウェン 著
本体1,500円+税 文藝春秋刊
» 立ち読み・購入はこちらから(文藝春秋BOOKSへリンク)

2017.10.07(土)

文=ウー・ウェン
撮影=鍋島徳恭

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