トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

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プーケットの頂点に立つ6ツ星ホテル
「トリサラ」が優雅に生まれ変わった

 世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、交替で登板します。

 第147回は、プーケット島で羨望を集め続ける6ツ星ホテルのリニューアルオープン後の姿を、大沢さつきさんがチェックします!

客室のリノベートから見えてくる“真の贅沢”

「トリサラ」は全室オーシャンビュー&プール付き。部屋からは美しいサンセットを見ることができるのだが、残念ながら滞在中、日ごろの行いが災いして日没は拝めず……。それでも朝焼けに染まる海を見ながらプライベートに浸かれるプールを満喫。

 アジアンリゾートを牽引するタイ、プーケットには究極のリゾートホテルがひしめく。そんなプーケットで、2004年末のオープン以来5ツ星を超える6ツ星ホテルとして、「トリサラ」はつねに高い評価と人気を得てきた。

 そんな極上リゾートが、2016年12月。開業12周年を記念して、大々的にリニューアルオープンした。この新しい「トリサラ」の紹介をしながら、“ほんとうの”ラグジュアリーについてちょっと考えたりしてみました。

従来のウッディでシックなインテリア。“オトナ”な雰囲気の内装は、オーセンティックな感じで、シニア向けかしらね。

 まず、一部の客室がリノベートされたというので、新旧の客室からチェック! 全室改装でないということは、以前の客室も魅力的なわけで、カテゴリーだけでなくインテリアの好みによる選択肢も広がったと見るべきか? 同じカテゴリーの客室ではないけれど、それぞれ基本の内装は同じなので、いままでの客室(上の写真)と新しい客室(下の写真)をご覧あれ。

アイボリーを基調とした新しい内装の客室。これはジュニアスイートだが、改装によって少し広くなったらしい。使われている木も以前のものより明るく、さらにライムウォッシュで木目を白くしている。

 新しい内装はひとことで“軽やか”。使い勝手はもちろんよいし、居心地もよいのだが、不思議なもので、写真にするとたいへんシンプル。拍子抜けするほどつつましい。でもね、よくよく見ると上質なのですわ。このあたり、滞在してみてはじめて体感できるラグジュアリーという気がする。

 洋服でたとえると、きらびやかな光沢シルクやゴールドではなく、上質な番手の高いコットンやリネンとでもいおうか……。アーバンホテルではないので、ケレン味のような豪華さを求めてはいないということでありましょうや。

ジュニアスイートのプールも必要にして十分の広さ。足をチャポチャポしながら横になれるデッキチェアも気持ちいい。

 ついでにいうと、洗面所に置かれたアメニティ類も質素。シャンプーやコンディショナーはエコ的詰め替えビッグボトルだし、なんやかやとイロイロは置いていない。そうしたものは個人の嗜好が強いものだから、必要最低限は置いておきますが、お気に召したものをお持ちくださいなという印象。でもハーブを入れ込んだ石けんや、頬ずりしたくなるほど上質なタオルなど、基本のキはとても大切にしている。

左:ミネラルウォーターはトリサラボトルに入って、ふんだんに部屋に用意。右のテルテル坊主のようなものが、ライム。好きに搾ってねということらしい。
右:洗面所のハスも2日置きに交換。ブランドのシャンプーを置くより魅力的なサービスだなと感心。
毎晩、ターンダウンのときに置かれる花がとってもチャーミング。こんなちょっとした心配りに「トリサラ」の上質さがうかがわれる。

 そのかわりというか、部屋に用意された飲みものやお菓子はたいへんおいしい! お茶類はセイロンティー、グリーンティー、インフュージョンの3種で、いずれも茶葉をポットに入れていただく。ミルクティー用の牛乳も無料で、レモンティー代わりに搾るライムまで用意。テーブルに用意されたクッキー4種とチョコ2種は毎日、きっちり補充してくれる。食べ放題という、うれしい配慮です。

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2016.12.27(火)

文・撮影=大沢さつき

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