オーストリア・ウィーン郊外のハイリゲンシュタット。難聴に苦しむベートーヴェンは、31歳の時、療養のためこの地に移り住んだ。難聴への絶望から弟たちへの遺書を書いたとされる家は、現在は「ベートーヴェン博物館」に。遺書を書いた後、彼は意欲を取り戻し、病で没する56歳まで、交響曲をはじめ数多の傑作を残した。 31歳のベートーヴェンが弟たちに宛てた「ハイリゲンシュタットの遺書」は遺書とはならず、彼は生き続けた。©オーストリア政府観光局/Tokyo 左: カラヤンと大賀典雄ソニー元会長(1930~2011)の胸像が並んでいるのは、二人の親交に加え、ソニーの工場がこの村にあったから。 中央:巨匠カラヤン(1908~1989)の地位と名声とは到底釣り合いが取れない極めて質素な墓標ながらも、花はいつも絶えないという。 右:ザルツブルクから車で20分、アニフ村の緑多き自然の中に静かに佇む教会は、カラヤンが眠るだけに日本人ファンの訪問者が多いとか。 イタリア・フィレンツェの捨て子養育院美術館は、15世紀に建てられた孤児院の建物をそのまま利用。 ボッティチェリの初期の傑作も展示される。 おくるみにくるまれた赤ちゃんのレリーフがシンボルとなっている。 記事を読む