Share it Monday 25 January 2021 Related Hotel 星野リゾート代表・星野佳路が語る 2021年、私たちの旅はどうなる? Related 沖縄食材の宝庫「公設市場」から うちなー絶賛の味で空想の旅 Related “沖縄の原風景”が残された渡名喜島で 朝と夕に見られる美しい光景とは? Related Hotel 沖縄離島、秘境の宿に行く 渡名喜島・津堅島編 日常づかいの美しい紅型を手にする さて、日常のなかでもっと気軽に、楽しく紅型を取り入れてみたい……。 そんな人におすすめの工房も沖縄県内には、いくつかあります。 なかでも今回注目したのは、繊細な作風で多くのファンを魅了している「カタチキ」。 昔ながらの細い道が入り組み、レトロな町並みが残る首里崎山町。 すべての写真を見る にぎわいにあふれる国際通り周辺とは違って、昔懐かしい、のんびりとした空気が残っている首里崎山町。その一角にある白い建物がそのアトリエです。 訪れる際は、壁に描かれたかわいい文字を目印に。 主宰するのは、崎枝由美子さんと比嘉裕子さんのご姉妹。 首里のアトリエでは、染色担当の崎枝さんが日々、紅型作りに勤しんでいます。 一枚一枚、丹念な手染めで紅型を仕上げる崎枝さん。 これまで紅型といえば、着物を仕立てるための反物が中心で、気軽に手にすることはできない高級品でした。 一方で、お土産もの屋さんなどに並んでいるのは、プリント布地を使ったカジュアルな雑貨ばかり。 そこでカタチキでは、伝統的な手仕事によって生み出される「本物」でありながら、日常づかいできる紅型を提案しています。 丁寧な手染めでしか醸し出せない紅型本来の色合い。 アトリエを代表する人気の一品が、シルクのストール。 繊細な風合いで、透け感がとても美しく、シルクならではの軽やかな肌触りに、思わずうっとり……。そして何といっても、風情ある落ち着いた色合いがカタチキの紅型の魅力。 和装にも洋装にも、さり気なく、すっと寄り添ってくれる素敵なアイテムです。 左から:縁起のいい「亀甲紋」、「ブーゲンビリア(紫・ピンク・青)」各23,000円。