生きているって実感を究極サファリで見つける

スパとスウィーツ。魅力的な矛盾に悩む

左：ブランチのベジタリアン・メニュー。トーストの上にモッツァレラと豆、サルサソースで仕上げた絶品、カラブレーゼ風
右：充実のアフタヌーンティーに、ついつい手が伸びる。いやもう、スコーンのおいしいことといったら

 過酷な自然の摂理をまのあたりにしたからとて、なにも四六時中思索的である必要はない。ここはリゾート。おいしいものを食べ、贅沢なぐうたら気分を満喫しないテはないのだ。

 ただ悩ましいのは、ロッジのあらゆるスウィーツが、相当なレベルであること。サファリのクッキー、ブランチやディナーのデザート、そしてアフタヌーンティー……。ワイルドライフで太るなど想定外。ここはスパでトリートメント！

「タッチ・オブ・ジ・アース」はストーンセラピーに似ている。ボディトリートメントで650～950プラ。45～90分のコースがある。もちろんフェイシャルケアも

 ボディマッサージは5種類で、アフリカンな名称だが、トリートメントの基本は一緒。施術はスパ・キャビンで受けられるが、部屋のデッキでもOK。身も心もふにゃふにゃになったところで、旅は終焉。

 ボツワナの動物たちに再会を約束して、日本へと戻る。

【セスナとスーツケース】
 小さなセスナには基本、ハードなスーツケースは積めない。乗り換える空港でソフトバッグに詰め替え、スーツケースを預かってもらうことになる。ソフトバッグの用意と、詰め替えやすい工夫でバゲージをパッキングしよう。

photo:Yuji Ono
realization & text:Satsuki Ohsawa
special thanks:Embassy of Botswana / Cathay Pacific Airways Ltd.