創立年を冠したコレクションの他、90周年イヤーを彩るイベント多数。6/25~7/13は京都・金閣寺にてアーカイブの特別展が。〈上から〉「1921コレクション」ビットモカシン¥64,050 ニューバンブーバッグ¥359,100/すべてグッチ(グッチ ジャパン)  時計「1921ウォッチコレクション」 [SS×ホワイトダイアル×キャメルレザーバングル]¥126,000 [SS×ブラウンダイアル×ブラウンレザーバングル]¥126,000/すべてグッチ(ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン)

 今年、創立90周年を迎えるグッチには、いくつの時代と世代が巡っても、変わらず愛され続けるアイコンがある。例えばビットモカシン。1970年代にはセレブが颯爽と履きこなし、20年後におしゃれの達人の定番となり、40年後の今、クラシックなのにデニムにもスーツにも似合う、最旬アイテムとなった。確かな職人技が生んだ強力なアイコンとタイムレスなスタイルが、いかに人の心を惹きつけるか。最新ビットモカシンを見れば一目瞭然である。バンブーバッグしかり、ビットをあしらった時計しかり。「1921コレクション」でグッチの90年の時空を超え、今昔物語を堪能してみてはいかがだろう。

photo by Kaz Arahama
fashion direction & text by Mami Sekiya