2013年は政府の「観光立国」への取り組みもあり、訪日外国人は過去最高の1000万人を突破しました。様々な国の人たちが、日本の素晴らしさを理解してくださるのは、嬉しいことですね。

 香港もまた、日本文化に親しみを感じる人が多いところ。香港を中心としたアジアマーケットに対する日本の商品・訪日観光のPRを手がける小松崎友子さんが、写真とともにレポートしてくれました。

いつも美しい香港の夜景

 香港の人は日本が好きなの?? よく聞かれます。

 好きかどうかと言ったら「大好きだよ!」と答えています。

 その「大好き」とは、「日本人がつくるものが好き」ということであり、Made in Japanブランドへの強い信頼と日本人がつくる文化・芸術に対する強い興味を意味していると思います。

 特に日本の「食」に対する想いの強さは日本人以上なのでは? と思ってしまうほど。

 2013年年末、クリスマスのイルミネーションで彩られいつにもましてロマンティックな香港。そこでたくさんの「日本」を発見しました。

 香港での移動にものすごく便利な地下鉄MTR。MTRの構内にはたくさんのお店がずらりと並んでいます。コンビニ、携帯ショップ、旅行代理店、食べ物屋さん、その中でも特に目を引く色とりどりのスイーツが並ぶお店、香港の人気スイーツチェーン「東海堂arome」。

東海堂aromeのショーケースには、おしゃれなケーキがたくさん

 このお店の新メニューがおもしろい。

右のかぼちゃに注目してください

「日本1等賞」「北海道」などの言葉とともに注目すべきはひらがなの「の」。この「の」、もちろん香港の人達にとっては外国語なのですが、香港のいたるところで見ることができます。現地の方に「の」の意味を香港の人はわかるのか聞いたところ、ほとんどの人は「の」の意味を知っているとのこと。また、逆にこの「の」を入れることによって「日本らしさ」が演出できるので、わざと商品名やキャッチコピーに使用することが多いというのです。

 また小さく入っている「カボチャムースケーキ」というカタカナにも驚いた方がいるのでは? こちらは日本語を勉強している人でないと読めないのだけれど、やはり「日本」の演出のために使用しているとのことなのです。

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2013.12.24(火)