コスメ収納の第一歩は“本当に必要なもの”を見極めること。“コスメを処分するタイミング”と、“品質を良好に保つコツ”を知って、不要なものとはサヨナラしましょ。

ここがPoint
ルールは簡単! そのコスメきれいを叶えてくれますか? 

 コスメは“消費期限がある”という点で、処分のタイミングが分かりやすいアイテム。肌に直接触れるだけに、色や香りに変化を感じたら潔くお別れを。判断に迷ったら「コレを使ってキレイになれる?」と自問してみて。

スキンケア

残り3分の1になったらいっきに使い切って!
“結構高かったし、いつか使うかもしれないし”と、なかなか捨てられない使いかけのスキンケア。がしかし、「製品にもよりますが、空気に触れる部分が多いほど、実は酸化の可能性も高まってしまうんです」(住友さん)。残り3分の1になったら、ボディの保湿などに使い切ってしまおう。「年に1度は所持品の見直しをするといいですね。仮に1年前のコスメが捨てられなくても、それ以前のものを捨てるきっかけになるはず」(藤井さん)。

キャップの開けっ放しやっていませんか?
  化粧品を劣化させる要因の1つが“ホコリ”や“雑菌”の存在。「目には見えないけれど、常に周りにあることを意識して。ボトルのキャップはきちんと閉めておきましょう。ポンプ式ボトルは使用後に口を軽く拭いておくといいですね」(住友さん)。スキンケアの近くには、ティッシュやタオルを置いておくと、使用後にサッと拭ける。「掃除しやすい環境に整えておくのも大切ですよ」(藤井さん)。

未開封で3年、開封後は1シーズンが使用の目安
「化粧品の消費期限は、薬事法上、表示がある場合はその期限以内、特別な表示がない場合は未開封で3年以内と定められています」(住友さん)。では、開封後はいつまで使えるの? 「保存環境にもよるので一概にいつまでとはいえません。ただ、化粧品の内容量は大抵1~2カ月分。遅くとも1シーズン(半年)以内で使うのが理想でしょう。とくにヘアケアや一部のボディケアなど、水回りで使うものは早めの使用をオススメします」(住友さん)。開封直後にくらべて香りや色が変わったら、使用を中止して。迷ったらお客さま相談室に問い合わせてみよう。

冷蔵庫保存、実は良くない!?
  時々スキンケアを冷蔵保存してる人がいるけれど、実は“冷蔵指定”があるもの以外、常温保存が望ましいそう。「化粧品は極端な温度変化に弱く、冷蔵自体というよりは“使うたびに出し入れする”ことが問題なんです」(住友さん)。室内で保存する場合も、空調の前や直射日光が当たる場所を避けるべし。

2011.08.25(木)
text:Namiko Uno
photographs:Toru Kometani
styling:Yuka Oshima

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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