ルイ・アームストロングってやっぱりすごい!

最終回では、今までに習ったアーティストが全員登場しました

 第1回目はルイ・アームストロング。初回なので、どの子にも照れがあったのですが、次男は先生から指名されると、目を閉じて寝たふり……。緊張も相まって、私にべったりという体たらく。でも、「この素晴らしき世界」のテープが流れると、すっと立ち上がって直立不動に!?  同時に先生はアームストロングの絵本を見せていたので、子ども達が絵本の前にワラワラと集まってきました。そして、次男も一歩ずつ前に出て、一緒に絵本を覗き込んでいました。アームストロングってやっぱりすごーい!! と音楽の持つ力を感じた瞬間でした。

 8回まで参加すると、子ども達の個性が見えてきました。似た月齢の子どもたちなのに、音楽への反応はそれぞれ違って、子どもって面白いな~と改めて実感。特に即興では反応に差が出て、保護者からはたびたび笑いが生じていました。先生が順番に指していくと、足で床をドタドタ踏み鳴らす子もいれば、照れてしまって横を向いちゃう子、踊りだす子もいれば、手を叩く子も。同じ手を叩くという動きでも、子どもごとに違いました。先生は即興で、それを音楽に混ぜて、子ども達に真似させます。自分の動きが音楽とシンクロするなんて体験を2歳でできるなんて贅沢ですよね!?

トランペットを吹くときのディジーを真似て、先生も彼のように頬をいっぱいに膨らませています。子ども達も先生の真似をして、頬を膨らませていて、可愛かったです

 次男は3回目ぐらいから慣れてきて、レッスンを満喫。楽器に興味津々で、中でもセロニアス・モンクの回のミニピアノ演奏が本当に楽しそうでした。今は、教室で配られたWeBopのCDを聞いています。毎回、レッスンの最後に歌っていた「Goodbye My New Friends」がお気に入りで、CDが流れていなくても、ほぼ毎日、一人遊びをしながら「Goodbye My New Friends♪」と歌っています。

田口玲子 (たぐち れいこ)
東京都生まれ。6歳と1歳の息子たちと共に、ニューヨーク・マンハッタンに住む。出版社にて週刊誌編集部、女性誌編集部、広告部を経て、夫の赴任に伴い2010年夏にニューヨークへ。渡米後、次男を出産した。旅行好きで訪ねた国は30カ国以上。旅するのと、生活するのは違うということを痛感する日々。子育ての合間の楽しみは、ベーグル店巡り。

Column

NYで子育てしてみました!

息子の幼稚園はマンハッタンのど真ん中! 英語はかたこと、さて……。ほんわかNY子育て記

2013.04.05(金)