ある日の朝食。メインはSavory egg & cheese roll-upでした。子どもの分しか出ませんが、長男の学校は保護者同伴でないと食べられません。試しに食べに行ったら、10人ぐらいしか食べていませんでした。長男はごはん党ということもあり、結局、幼稚園でも、小学校でも、朝食は家で食べてから登校しています

 幼稚園も、小学校も、給食があります。昼食だけでなく、朝食も食べられるんです。朝食は無料で提供され、8時から8時半までの間に校内の食堂(カフェテリア)へ行くと、食べられます。そのため、食堂が子どもの受け渡し場所になっている学校もあります(長男の学校は、お迎え時のみ食堂)。朝食メニューは、パンケーキやオムレツ、またニューヨークっぽくベーグルのクリームチーズサンドなんて日も。毎食、シリアルと牛乳とフルーツも付いてきます。

 昼食は1.5ドル。収入によって、無料になる家庭もあります。お弁当を持参したい子は持っていけ、その日はチャージされません。ランチタイムは、11時半ぐらいから。給仕人がいるので給食当番はなく、各自受け取ってから席につきます。さすがだなと感心したのは、Nuts free tableというアレルギーの子専用テーブルを作っていること。きちんと分けて座らせて、担当の先生が目を光らせています。先生の役割が細かく分かれているので、クラス担任は食堂には同行せず、スクールカウンセラーや事務の先生たちが見ています。

ランチタイムには、ここに料理が並び、子ども達は各自受け取って、食事をします。NY市教育庁のスローガン「Feed Your Mind(心にも栄養を)」も掲げてあります。NY市教育庁は、夏休みも朝食や昼食を無料で子どもたちに提供しています

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2013.03.15(金)