お弁当を持たせているママさんが多い理由

クラッカー、チーズ、ハムが入ったランチセットは、何種類か売られています。長男のお友達が持ってきていたのは、これとは別の種類で、ピーナッツバターのお菓子もジュースもないシンプルなものでした

 ランチメニューは、ピザ、ハンバーガーなどのアメリカンなものから、ローストチキンやパスタ、タコス、ヴィーガンメニューが出る日もあり、渡米前に想像していたよりも充実していました。しかし、周りを見渡すと、なぜかお弁当を持たせているママさんが多かったんです。お弁当の中身は、チーズサンドとフルーツ、デリのサンドイッチ、冷えたパスタ、中にはクラッカーとチーズとハムがセットになったパックなんて子もいたので、「給食の方がマシでは? なんでお弁当?」と頭の中は「???」でいっぱい。

 遠足に同行したときは、ランチなのに(しかも、まだ5歳!)ポテトチップスを食べている子がいて、目が点でした。その後、放課後のプレイグランドでママ友と過ごして、それぞれ理由があるということがわかってきました。オーガニック食材しか口にさせたくないとか、子どもがこのメニューは食べたくないと言ったからとか、ベジタリアンだからとか、食が細いからどれだけ食べたのかチェックしたいとか。

 仲良しのお友達の多くがお弁当組なので、長男から「僕も毎日、お弁当が良い!」と頼まれます。余力がある日は作りますが、キャラ弁なんて作れません。ある日のプレイグランドで、妹が姪っ子に作ったハローキティのキャラ弁写メを見せたら、「日本人ママはこんなことをしているの!?」と皆に驚かれました。料理上手の女の子のママでも「クラクラしたわ。そんな大変なこと朝からできない。お願い、娘にだけは見せないで(笑)。頼まれたら大変!」と。

 NYで暮らして、日本のママって、本当に頑張り屋だわと感じることが多いです。NYでは、ごくごく一般家庭の専業主婦でも、掃除の人を週1で頼んでいるし、夕飯メニューも簡単ですから。

田口玲子 (たぐち れいこ)
東京都生まれ。6歳と1歳の息子たちと共に、ニューヨーク・マンハッタンに住む。出版社にて週刊誌編集部、女性誌編集部、広告部を経て、夫の赴任に伴い2010年夏にニューヨークへ。渡米後、次男を出産した。旅行好きで訪ねた国は30カ国以上。旅するのと、生活するのは違うということを痛感する日々。子育ての合間の楽しみは、ベーグル店巡り。

Column

NYで子育てしてみました!

息子の幼稚園はマンハッタンのど真ん中! 英語はかたこと、さて……。ほんわかNY子育て記

2013.03.15(金)