いろんな想いが詰まった『半分の月がのぼる空』

――そんななか、福岡に在住しながら『砂時計』『DIVE!!』(ともに2008年)などに出演されます。その後、大きな節目となったのは、高校卒業でしょうか?

 そうですね。役者としての将来といざ向き合ったのは、高校を卒業して、東京に出てくることになったときですね。自分の中で肝が据わった部分があって、もうこれしかないんだろうなって。福岡で最後に撮ったのは『信さん・炭坑町のセレナーデ』(2010年)で、東京に出てきて初めての仕事は『半分の月がのぼる空』(2010年)。『半分の月~』は本当にクランクインが4月でしたし、自分でも一発賭けてみようかなとか、これがダメだったら役者を辞めなきゃいけないんじゃないか、というぐらいの気持ちで挑んだんです。それで小さい作品ながら、いろんな方に支持され、大きな反響を得たことで、自分に気持ちの変化がありました。どんなに小さくても、多くの人の心に届かせることができる。自分はこういうことをやりたいんじゃないか、って。

――活動の場は映画メインとなりますが、映画に対する思いは人一倍強いですよね?

 でも、昔から特に映画好きだったり、サブカル志向だったりしたわけではなかったんですよ。どちらかといえば知らなかったし、見ていなかったですね。

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2013.02.22(金)
text:Hibiki Kurei

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