アクティブに過ごした旅先での一日をクールダウンしてくれるバーでのひととき

 アペリティフ片手に夕食への期待を高めるのも食後の一杯を味わいながら余韻に浸るのも。どんな使い方も受け止めてくれるのは上質なカクテルと空間を持つ、こんなバー。


ここだけでしか飲めない
摘み草カクテルのお味は?

●喫酒 幾星

鮮やかな赤は実から抽出された自然な色。喫酒 幾星の“山茱萸のマンハッタン” 1,600円(税込)。
バックバーにはフランスやイタリアで手に入れた薬草酒が並ぶ。

 京都に数え切れないほどあるバーのなかで、ここにしかないのが摘み草で作るカクテルだ。

山で手に入れた山茱萸の実や葉わさびなど。摘み草カクテルのラインナップは季節によって様々。

 店主の織田浩彰さんは歴史あるヨーロッパの薬草酒に魅せられ、次第に日本の野草にも興味を持ったという。

液体窒素を使い作るカクテルも。

 大文字山に薬草を摘み育てられる場所を手に入れ、様々な薬草をカクテルへと昇華させてきた。試行錯誤を重ね、使った薬草は100種以上。

幾星の文字は織田さんが描いた。

 山茱萸(グミ)は数カ月漬け込んで風味を移し、葉わさびは鮮烈な香りを生かすためフレッシュで使うなど、それぞれの特性を引き出す方法を編み出してきたのだ。

“レグジスタンス” 1,700円はハーブリキュール・スーズなどを使ったカクテル。押し花のエディブルフラワーを浮かべて。

 それは自然との距離が近い京都ならでは。旅の夜を充実させてくれる一杯が待っている。

喫酒 幾星
(きっしゅ いくせい)

所在地 京都市東山区弁財天町15 スペース新橋3F東
電話番号 075-551-1610
営業時間 16:00~25:00
定休日 日曜
※チャージ 500円
https://www.facebook.com/ixey26/

Feature

京都で芳醇なカクテルを

Text=Aya Honjo
Photo=Takashi Shimizu

この記事の掲載号

あらためて京都

CREA Traveller 2019年春号

今になって知る。 素敵な仕掛け
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定価1,110円 (税込)

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在は異なる場合があります。