アクティブに過ごした旅先での一日をクールダウンしてくれるバーでのひととき

 アペリティフ片手に夕食への期待を高めるのも食後の一杯を味わいながら余韻に浸るのも。どんな使い方も受け止めてくれるのは上質なカクテルと空間を持つ、こんなバー。


ひしゃくからシェリーを注ぐ
パフォーマンスに魅了される

●バー奥

 知らなければ、まず足を踏み入れることはないであろう秘めやかな路地。

 その“奥”に佇む町家のショットバーは、喧噪と隔離された時間がゆるりと流れている。

 バーテンダーの三代川義典さんは、酒精強化ワイン・シェリーのソムリエに相当する「ベネンシアドール」の称号を取得。

 ひしゃく状の「ベネンシア」を操り、頭上からグラスへとシェリーを注ぎ入れるパフォーマンスに魅了される。

 ドライから甘口まで9種揃うシェリーを飲み比べるのも愉しい。

 そして三代川さんのもう一つの顔は、コンペティション入賞の常連でもあるカクテルの名手。

 ビジュアルも風味も洗練された、夢心地の一杯をぜひ。

バー奥
(バーおく)

所在地 京都市下京区高倉通四条下ル高材木町221-1
電話番号 075-344-6040
営業時間 19:00~26:00
定休日 月曜
※チャージ 1階 500円、2階 1,000円
http://www.beppinya.com/bar_oku/

Feature

京都で芳醇なカクテルを

Text=Mako Yamato
Photo=Takashi Shimizu