イースター島だけじゃない!
未知なる感動がいっぱいのチリ

想像以上の巨大さに驚くイースター島のモアイたち。Photo:Amy Harris/123RF

 南北に4,329キロの距離をもつ世界一細長い国、チリ(ちなみに札幌から那覇までの直線距離が約2,200キロです)。

 北部には乾燥した砂漠地帯が広がる一方で、南部には氷河が点在し、最南の港町プンタアレナスは、南極クルーズの出発地のひとつとなっています。

温暖なチリ中部に位置する世界遺産の町、バルパライソ。Photo:Aliaksei Skreidzeleu/123RF

 さらに南太平洋上には神秘の楽園イースター島が浮かび、その国土には実に多彩な自然と文化が凝縮。まさに地球の神秘がすべて詰まっていると言っていいほど。

南部パタゴニアのトーレス・デル・パイネ国立公園。グレイ湖には青い氷山が浮かんでいます。Photo:Ekaterina Pokrovsky
パタゴニアに自生するベリー、カラファテ。これを食べた旅人は、再びパタゴニアに戻ってくるという言い伝えがあるそう。Photo:Veronika Guzenko

 世界中を旅してきた達人トラベラーたちも「チリの魅力はひと言では語れない」と口を揃えるように、その壮大で奥深い魅力は、一度の旅で堪能し尽くすことは絶対に不可能なのです。

 何度訪れても、まったく新しい感動に出会える、究極のデスティネーションといえるかもしれません。

これからの季節は
アタカマ砂漠が断然おすすめ!

標高約4,000メートルの秘境、ミニケス湖。Photo:Jesse Kraft/123RF

 南半球を縦断するように国土が伸びるチリ。北半球の日本とは反対に、これから冬へと向かって季節が移っていきます。

 そこで、これからの季節におすすめなのが、アタカマ砂漠をはじめとした北部地方。非現実的としか言いようのない、チリならではの感動風景が広がっています。

ウユニの次に行きたい塩湖といえばここ! フラミンゴのコロニーとなっているアタカマ塩湖。Photo:iferol/123RF

 アタカマ砂漠を旅する拠点となるのが、チリで最も古い町のひとつ、サン・ペドロ・デ・アタカマ。

 小さな町内には、サン・ペドロ教会、隕石博物館などの見どころのほか、かわいい民芸品を売るお店などもあるので、町歩きも楽しめます。

のどかなサン・ペドロ・デ・アタカマの町内。Photo:Rui Baiao

 でも、アタカマの醍醐味といえば、なんといっても、この地でしか目にすることのできない圧巻の風景。

 幻想的な月の谷、アタカマ塩湖のほか、死海よりも塩分濃度の高いセヤス湖、標高4,000メートル超の高地で静かに水をたたえるミニケス湖やミスカンティ湖など、必見スポットは豊富です。

 先住民であるインディヘナの文化にも触れることができます。

まるで月面に降り立ったかのような荒漠とした風景が広がる月の谷。Photo:Jose Luis Stephens

文・構成=矢野詔次郎