ベルリン在住の料理家・あっこさんが提唱する、「スポンテニアス」な日々の料理。旬の食材を安く買って、冷蔵庫やストックにあるものと、気ままにインプロバイズ(即興で作る)! 超便利な常備食材と、季節の野菜を組み合わせたレシピをご紹介します。


お好み焼きは自由にいこう!

 こんにちは。ベルリン在住のあっこです。

 冬は野菜の少ない季節です。以前ご紹介した、私が参加している野菜の購買グループ、CSAも週に1度の配達が今月から2週間に1回になりました。届く野菜はジャガイモ、カボチャ、人参など長期保存できるものだけです。

 そんな中でベルリンのスーパーで彩りを添えてくれるのは、ほうれん草、ねぎ、大根、ケール、キャベツ、白菜、キノコ、りんご、梨など。今日は冬野菜を使ったレシピを。

 日本人の国民食「お好み焼き」。粉と卵ならほぼいつでもキッチンにありますよね? 肉や魚介がなくても常備の小麦粉と卵に残った野菜を混ぜれば、時間のない時でも一瞬で作れて、一枚でお腹いっぱい、ちゃんと栄養も取れる優秀な献立です。

 色が可愛くて気に入っている組み合わせを紹介します。

ケール、紫キャベツ、人参の
お好み焼き

■材料(1枚分)

・ケール:2枚
・紫キャベツ:1枚
・人参:1/2本
・小麦粉(全粒粉):大すりきり7
・卵:1個
・野菜スープの素:小すりきり2
・塩:ひとつまみ
・水:大5
・オリーブオイル:大1
・ごま:大1
※お好みで正月の残りの餅、ねぎ、ニラ、生姜など合いそうな野菜が冷蔵庫にあれば 小さく切って適量、ジャガイモをすりおろして入れても○。(野菜の量が増えたら様子を見て粉と水も足し引きしてください)

・ウースターソース、マヨネーズ、からし、鰹節:各お好みの量

■作り方

(1) ケールの固いところは取り除き一口大に、紫キャベツは千切り、人参はすりおろしてボウルに入れる。
(2) 他にも加える野菜があれば好きな形に切ってボウルに加える。
(3) 小麦粉、野菜スープの素、塩、卵もボウルに加え、軽く混ぜる。
(4) 水を手ごたえが軽くなるまで少しずつ加えながら混ぜ、全体をなじませる。
(5) フライパンをしっかり温め、オリーブオイルを入れ、生地を流し、中弱火で焼く。

(6) 表面にごまをふりかけ、約4、5分焼いて、焦げ目がついたらひっくり返し、こちらも焦げ目がついて中まで火が通るようじっくり焼く。
(7) お皿に乗せウースターソース、マヨネーズ、からし、お好みで鰹節をトッピングして出来上がり。

 なんかすみません! 簡単アンド普通です! ポイントは灰色の冬に元気をくれるこのカラフルな色です(汗)。

 お好み焼きは名前の通り、何を入れてもいいものですから定番にとらわれず色々試していきましょう。この分量は粉が少なめなので卵の味をしっかり感じていただけると思います。

 ケールはだいぶ日本でも一般的になってきた野菜ではないでしょうか? 冬の味方で、2月くらいまでが旬です。ベルリンではグルンコールと呼ばれていて、コールとはドイツ語でキャベツの意味で、キャベツの原種になります。

 ケールは青汁の原料でもあるので、健康にいいけどまずい! というイメージを持っている方が多いかもしれませんが、それは昔の話? 実は全然苦くなくて調理も簡単!

 ベルリンではこの時期、ほうれん草と同じくらい人気で、スープやサラダに使ったりケールチップにしたりして食べます。私は一口大に切って5分ほど蒸してキヌアのサラダに混ぜるのも好きです。

 栄養もたっぷりで、ビタミンA、C、 Eは肌を美しくし、カルシウムは骨を丈夫に、メラトニンは安眠に効果があると言われています。冬の間に熟睡して美肌に! 40代以降は特に沢山摂りたいカルシウムも豊富で、味方につけたい野菜です!

自分で作ると
めちゃくちゃ美味しいソース

 お好み焼きに必須のウースターソースですが、4年ほど前にネットで見つけたレシピを元に手作りして以来、ずっと自家製で作っています。

 自分で作ると余計なものが入っていなくて安心ですし、めちゃくちゃ美味しい! 保存料など入れなくてもスパイスや塩分で十分長持ちします。

 今チェックしてみると私のノートのメモとネットの内容にだいぶズレがあるので、何か色々やっているうちに独自のレシピになったのでしょう……(記憶なし)。

 というわけで厳密にオリジナルではありませんが、この4年間作り続けていて気に入っているウースターソースのレシピをシェアします。

 冬は室内でゆっくり過ごすのが心地よいので、読書や編み物など趣味の合間にコトコト煮てみてください。美味しくて感動します。

2019.01.28(月)
文・撮影・レシピ考案=あっこ

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