意識してカッコつけて演じた
吟蔵というキャラクター

――本作で、佐野さんにとって印象的なシーンを教えてください。

 好きなシーンはいっぱいあるんですが、展望台で吟蔵が理緒を泣く泣く振るシーンがあるんです。もっと暗いシーンになるかと思っていたら、景色はとても綺麗だし、その後の理緒の表情もよくて、もっと理緒を好きになってしまうようないいシーンになったと思います。

――ちなみに、本作では、どのような佐野勇斗が観られると思いますか?

 ポンコツ役が多い僕にしては、原作を読んだときに衝撃を受けたぐらい、吟蔵はかなりカッコいい役。なので、監督と話し合いながら、1カ月間、かなり意識してカッコつけて演じました。ふざけているようなシーンは、一切ありません(笑)。

2018.08.17(金)
文=くれい響
撮影=松本輝一
ヘアメイク=中島愛貴(ラフテル)
スタイリスト=伊藤省吾(シトル)