マレーシアごはん偏愛主義!

マレーシアごはん偏愛主義!

マラッカのマングローブの木の実カレーは
まるでトリュフのような味だった!

 知る人ぞ知る美食の国、マレーシア。この連載では、マレーシアの“おいしいごはん”のとりこになった人たちが集う「マレーシアごはんの会」より、おいしいマレーシア情報をお届け。

マラッカの歴史がうみ出した
魅惑のクリスタン料理

 世界遺産の美しい町、マレーシアの古都マラッカ。ここには、チキンライスボールアッサムペダスイカン・バカールチェンドルなど、私たちを“とりこ”にした料理がたくさん。

 今回は、この美食の町で、今注目を集めているレストランをフィーチャー! ポルトガル料理の流れをくむ「クリスタン料理」を中心に提供する「メルバ・アット・ザ・マンション」。植民地時代にうまれた、マラッカ独特の食文化が体験できる貴重なレストランです。

Melba at The Mansion(メルバ・アット・ザ・マンション)。窓から光がさし込み、壁にはアンティークの調度品が飾られている。ザ・マジェスティック・マラッカ・ホテルのメインダイニング。

 メインシェフは、「グルマン世界料理本大賞2016・Best Woman Chef」部門で、みごと大賞に輝いた料理本の著者、メルバ・ヌニス。彼女はマラッカ出身のポルトガル系の末裔で、得意とするのはクリスタン料理。

Melba Nunis(ミルバ・ヌニス)シェフ。祖父はポルトガル系、祖母はポルトガル系とオランダ系のミックスで、ヨーロッパ文化の影響を受けた家庭で育つ。
料理本「Kristang Family Cookbook」。この本で紹介しているレシピは、メルバシェフが祖母と母から教わった手書きのメモを書き起こしたもの。

 マラッカは、東西貿易の拠点という恵まれた立地のために、ポルトガル、オランダ、イギリスといったヨーロッパ列強の国に次々支配された歴史をもっています。

 そのため、様々な文化が融合し、変化を遂げ、そこから独自の新しい文化をうみだしてきました。ポルトガル系の末裔が築きあげたクリスタン料理もそのひとつ。

 この興味深い、500年の歴史をもつクリスタン料理についてはまた次にじっくり紹介するとして、今回はさっそく、レストランのおすすめ料理を紹介しましょう!

<次のページ> マングローブの木の実カレー

2017.05.30(火)

文・撮影=古川音(マレーシアごはんの会)
写真協力=ザ・マジェスティック・マラッカ・ホテル

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