Magnificent View #1220
テンジン・ヒラリー空港(ネパール)

(C)Jochen Schlenker / Masterfile / amanaimages

 世界にはたくさんの空港があるが、なかには、パイロット泣かせのものもある。離着陸に高い操縦技術が要求されるという、ネパールの山間にあるテンジン・ヒラリー空港だ。

 その理由は、滑走路がわずか約460メートルと短いうえに傾斜していること、標高約2800メートルに位置するため天候が変わりやすいこと、着陸誘導装置はなく目視での離着陸となるにもかかわらず濃霧が多いこと、さらに、離陸時にタイミングを誤れば目の前の崖に激突する可能性が大……などが挙げられる。

 これだけ不安材料が山積みながら、エベレストのネパール側の玄関口でもあるため、定期便は毎日発着し、利用者も多い。

 1953年にエベレストの初登頂に成功したシェルパ(登山ガイド)のテンジン・ノルゲイと、登山家のエドモンド・ヒラリーの名を冠したこの空港。その名に違わず、ここに無事に着陸することも、ある意味、チャレンジといえるかもしれない。

Column

今日の絶景

この広い地球上には、まだまだ知られざる素晴らしい景色がある。思わず息を飲んでしまう雄大な自然、ミステリーにあふれた驚きの奇観、そして、人間の文明が刻んだ偉大な足跡……。ここに、選りすぐりの絶景をお届けします。さあ、ヴァーチャルな世界旅行へと出かけよう!

2017.02.01(水)
文=芹澤和美

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