今日の絶景

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ケニアの砂漠の翡翠色に輝く湖を
危機に陥れる隣国の公共事業とは?

Magnificent View #1221
トゥルカナ湖(ケニア)

(C)Alberto Biscaro / Masterfile / amanaimages

 ケニア北部に広がる砂漠の中で、まるで翡翠のように輝くトゥルカナ湖。形は南北約250キロ、東西約60キロと細長く、面積は琵琶湖の約10倍にもなる。

 湖畔では、昔からトゥルカナ族やエルモロ族の人々が、放牧や狩猟をしながら生活を営んできた。また、湖は野生動物にとっても貴重な水場になっている。

 首都ナイロビから遠く離れているここは観光客もほとんど訪れず、昔ながらの暮らしや自然は守られ、トゥルカナ湖国立公園群は世界遺産にも登録されている。

 だが、この豊かな環境も近いうちに、大きく変わってしまうかもしれない。湖に流れ込むオモ川の上流で、隣国エチオピアが水力発電用のダム建設に着手。アフリカ最大のダムが完成すれば、トゥルカナ湖の水位は低下。近隣に住む住民が利用している湧き水や井戸水も枯渇し、さらに生態系にも大きな影響を与えると懸念されている。

2017.02.02(木)

文=芹澤和美

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