写真:大洞博靖

想像 × 創造 vol.6『いばら姫』が2025年8月11日 (月・祝)にやまと芸術文化ホール メインホール(神奈川県 大和市 大和南 1丁目8−1 シリウス 1階)にて上演されます。

チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。

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写真:大洞博靖

100年越しの恋が、口づけで目を覚ます──惹かれ合う二人の魂を紡ぐ真実の愛の物語。

この夏、大和シティー・バレエ/ダンスによる時空を超えたラブストーリーが幕を開けます。

グリム童話『いばら姫』を土台に、愛と再生の物語として再構築された完全オリジナル作品です。

舞台は100年前と100年後。ふたつの時代がつながる幻想的な世界で、

クラシックバレエの優雅さと、コンテンポラリーダンスの自由な身体性が出会い、

“記憶を超えて惹かれあう魂”の物語が紡がれます。

いばら姫と王子の魂が時を超えて呼び合う物語を軸に、

愛と憎しみ、後悔、嫉妬、希望、そして孤独--

さまざまな登場人物の感情が交差する舞台で、

観る者の心の奥に眠る記憶が、そっと揺さぶられていきます。

すべての感情に、間違いなんてない--

大和シティー・バレエにしか描けない、いくつもの“愛”の物語。




写真:大洞博靖

二人の演出・振り付けによる物語

本作品の見どころはなんといっても2人の演出・振り付けによる完全オリジナル作品という点です。

クラシックバレエの正統を知る佐々木三夏と、コンテンポラリーダンスの旗手・竹内春美。

ふたりの感性が交差し、クラシックとコンテンポラリーが共鳴する、唯一無二の舞台作品がここに誕生します。

本作の振付は、下畑氏の脚本を軸に、2人の演出家が共同で手がけています。あらかじめ明確な役割分担を設けるのではなく、各シーンごとに対話を重ねながら、よりふさわしいアプローチを選び取っていく手法がとられています。

本作では、登場人物の個性が振付にも色濃く反映されています。いばら姫の奔放でおてんばな一面や、王子の内側にある知的好奇心や探究心が、舞台上に解き放たれているのが特徴です。

振付家自身がまず役を生きるように身体を動かし、その動きがダンサーの身体を通じて再構成されていくプロセスが重視されています。固定された振付ではなく、ダンサー一人ひとりの個性に寄り添いながら、役が“その人であること”を大切にしている点が印象的です。

音楽には古典の名作・チャイコフスキー《眠れる森の美女》が用いられており、その旋律が創作を大きく導いています。過去の古典バレエ版にはとらわれず、ドイツ映画『眠れる森の美女』からも着想を得ながら、物語に新たな解釈と動きを吹き込んでいます。

また、群舞にも深いこだわりが込められています。彼らが「何を象徴する存在か」を丁寧に問い直しながら、抽象性と具体性を行き来するように情景を編み上げていきます。創っては壊し、再構築するそのプロセス自体が、作品に厚みと奥行きを与えています。

2人の視点と身体感覚が交差することで生まれる、緻密でダイナミックな振付。その“動きの対話”こそが、本作の舞台芸術としての魅力の一つとなっています。

Wキャストで贈る、新たな“いばら姫像”

マチネ(14時公演)では、イングリッシュ・ナショナル・バレエで活躍する大谷遥陽がいばら姫(ローザ)役を務め、ソワレ(18時公演)では、ハンブルク・バレエ団プリンシパルの菅井円加が登場します。

異なるアプローチで描かれる“2人のいばら姫”の在り方にも注目が集まります。

同じ物語を異なるアプローチで紡ぐ2人の人気ダンサーが、現代における“女性”の多様な在り方を照らし出す――それもこの公演の大きな見どころの一つ。

さらに、王子役にも実力派が揃う。猿橋賢と山本勝利がそれぞれ異なるペアで出演し、ローザとの関係性のあり方や物語の温度を大きく変化させていきます。

ダブルキャストならではの“化学反応”を、ぜひ劇場で体感ください!

あらすじ

ある国に、子宝に恵まれずに悩んでいる王と王妃がいました。しかし、2人の前に現れたカエルの「1年と経たないうちに娘が産まれるでしょう」という予言通りに、姫を授かります。

姫の誕生を祝して催された宴には12人の妖精が招待されます。しかし、13人目の妖精は招かれなかったことに怒り、姫に「16歳になる前に紡錘に刺されて死ぬ」という呪いをかけます。12人目の妖精は、死ぬのではなく“100年の深い眠りに入る”という呪いに和らげますが、国王夫妻は悲嘆に暮れてしまいます。

国王は国中の錘をすべて焼き払うことを命じますが、ただひとつ、古い塔の最上階の部屋にしまわれている機織り機には気がつきませんでした。

美しく育った姫の誕生日。姫は一人の老婆が糸を紡ぐのに興味を示し、手を伸ばします。その瞬間、手に紡錘が刺さり深い眠りに落ちてしまいます。そして、城をいばらが包み、城の中の人々も皆、100年の眠りについてしまいます。

長い年月が経ったある日、隣国の王子はカエルの導きにより、眠りについた姫の存在を知ります。王子は国で一番の年長で博識の家庭教師に相談をします。何かを知っている様子の彼とともに、王子は姫の救出に向かいます。

目覚めの時。

100年の眠りを覚ます口づけ。

そして、100年前に芽生えた小さな恋。

時が止まってしまった女の子と、歳を重ねた男の子。100年越しの恋の行方は……。





衣装デザイン・さとうみち代

主演キャストプロフィール



大谷 遥陽(おおたに はるひ) - いばら姫(ローザ役)マチネ主演

イングリッシュ・ナショナル・バレエ所属。

・3歳よりクラシックバレエを始める。

・2010年より佐々木三夏バレエアカデミーにて、佐々木三夏、池端幹夫指導に師事。

・2015年 現パリ・オペラ座芸術監督のジョゼ・マルティネズに招かれ、スペイン国立ダンスカンパニーに入団。入団後4カ月でドンキホーテ全幕の主役キトリを踊る。

・2018年9月ソリスト昇格。

・2022年2月イングリッシュナショナルバレエにソリストとして入団。

・資生堂やGQなどにもアーティストとして取り上げられる。

「この度、大和シティー・バレエの舞台に私たち2人が出演させていただけることを、大変光栄に思っております。私たちは共にイングリッシュ・ナショナル・バレエに所属しておりますが、実は今回が初めての共演。

こうして一緒に踊れることを心から楽しみにしています。呼吸を合わせて、自然と物語の世界に引き込まれるような舞台をお届けできたらと思っています。

Wキャストで出演される菅井円加さん、山本勝利さんとは私たちもご縁のある大切な仲間です。互いに話し合い、協力しながら、より良い作品に仕上げていけるよう努めてまいります」



猿橋 賢(さるはし けん) - 王子(マチネ主演)

イングリッシュ・ナショナル・バレエ所属。・6 歳より下田春美バレエ教室でバレエを始める。

・2008 年にイングリッシュナショナルバレエスクールに入学。

・2011 年に同校卒業後、イングリッシュ・ナショナル・バレエへ入団。

・2014 年ファーストアーティスト、2016 年ジュニアソリスト、2017 年にソリストを経て、2019年よりファーストソリストとして活躍する。

・デレク・ディーン版「白鳥の湖」のジークフリート王子等、様々なクラシック、ネオクラシック、コンテンポラリー作品で主役等で出演。

「常に新しい挑戦を続けている大和シティー・バレエ。そんなカンパニーと、佐々木三夏先生、竹内春美先生と共に『いばら姫』を創り上げることができるのは、とても光栄で、刺激的な経験です。

年齢を重ねるごとに、よりユニークで心に残る表現を求めるようになった私たちにとって、短期間で新たな作品を創作するという挑戦は、改めて「バレエって素晴らしい」と感じさせてくれる貴重な機会です。

8月11日マチネ公演、そしてキャストの異なるソワレ公演も、ぜひどちらもご覧いただき、キャストによる表現の違いもお楽しみいただけたら嬉しいです。皆さまのご来場を心よりお待ちしております!」



菅井 円加(すがい まどか) - いばら姫(ローザ) ソワレ主演

ハンブルク・バレエ団プリンシパル。・3才よりバレエを始める。

・2000年より佐々木三夏バレエアカデミーにて、バレエを始める。佐々木三夏、池端幹夫に師事。

・2012年にPrix de Lausanne にて第一位とコンテンポラリー賞を受賞。ショソンドール国際バレエコンクールin Parisにてグランプリ受賞。

・2012年9月ドイツ、ハンブルクのジュニアカンパニーに入団。

・2014年ハンブルクバレエ団に入団。

・2017年にソリスト昇格。

・2019年にプリンシパルに昇格。様々のジョンノイマイヤー作品等で主役を踊る。

・各国のガラにも出演し、活動の幅を広げる。

「今年の夏“いばら姫”を恩師の三夏先生のもと、とても繊細でいて力強く観ていて心が奪われる振付家の春美先生、友達としてもアーティストとしても心から尊敬している山本勝利くん、大谷遥陽ちゃん、猿橋賢さん、そしていつも温かく迎え入れてくれるYCB、YCDの皆さんでまた新しくひとつの舞台を、芸術を創り上げていくことが今からとても楽しみです!

今までにない“いばら姫”を、大和の舞台にて最後の一瞬まで、皆さまと素敵な時間をじっくり堪能できますように」



山本 勝利(やまもと しょうり) - 王子(ソワレ主演)

ドイツ・ゴーティエダンス所属

2003年より山本紗内恵バレエスクールにてバレエを始める。

・2008年にNBA全国バレエコンクールでスカラシップを受賞しハンガリー国立バレエ学校へ留学。在学中にローザンヌ国際コンクールに出場。

・同校を卒業後、チェコ国立ブルノ歌劇場に入団。

・2013年にドイツのキール州立劇場に移籍。

・2017年よりアウグスブルグ州立劇場に移籍。

・2020年よりエリック・ゴーティエから公演後に誘いを受け、シュツットガルトに拠点を置くゴーティエダンスに移籍し、マルコ・ゲッケをはじめ著名な振付家の作品を踊る。

・2022年にヨーロッパのダンス雑誌TanzにてDancer of the yearにノミネート。

・2023年Dance Europeから卓越したパフォーマンスを見せた男性ダンサーにノミネートされた。

「この夏、大和シティーバレエの舞台で数年ぶりに踊れる機会を頂きました。佐々木先生、竹内さんの元で鍛え上げられたダンサー、ゲストの方々と一緒に舞台上でスペシャルな時間を共有する事、今からとても楽しみにしております。

皆様、8月11日に大和でお会いしましょう!」

公演概要





『いばら姫』

公演期間:2025年8月11日 (月・祝)

会場:やまと芸術文化ホール メインホール(神奈川県 大和市 大和南 1丁目8−1 シリウス 1階)

■出演者

・Guest

本島美和、菅井円加、大谷遥陽、猿橋賢、山本勝利

風間自然、小出顕太郎、 櫛田祥光、 Braulio Alvarez 、林田海里、 小川莉伯、 羽地将寛、飛永嘉尉、玉川貴博、岸哲生、 小暮絹誉

(※ゲスト出演を予定しておりました松井学郎は、怪我のため降板となりました。

楽しみにしてくださっていた皆さまには、ご心配とご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。

なお、代わりのキャストは山本勝利となりました。何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。)

Yamato City Ballet / Yamato City Dance

池ヶ谷奏、古尾谷莉奈、窪田夏朋、細井佑季、田中杏奈、室屋しおり、中村安里、朝井美菜満

Yamato City Ballet /Dance associate 星野裕菜 堀友香 廣瀬麻理花 尾崎くるみ

Sasaki Ballet Academy

■スタッフ

◇クリエイティブプロデューサー・演出・振付 佐々木三夏

◇演出・振付 竹内春美

◇脚本 下畑孝平

■公演スケジュール

◆マチネ/主演 大谷遥陽 猿橋賢

14:00~15:40

◆ソワレ/主演 菅井円加 ※ 山本勝利

18:00~19:40

※開場は、開演の45分前

※上演時間:約75分

■チケット料金

+S席:8,800円

S席:6,600円

A席:5,500円

B席:4,400円

(全席指定・税込)

チケットサイト「カンフェティ」

チケット購入の流れ・カンフェティ会員特典

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