ジェンダー平等のけん引役として、労働組合はいかにあるべきか。j.union株式会社(東京都新宿区)が、武庫川女子大学教授 本田 一成氏と協働するプロジェクトにて『K2P2提言』を発信

j.union株式会社(東京都新宿区、以下「当社」)は、クミジョとクミダンの協働によるパートナーシップ形成を推進するための提言書『K2P2提言』を発信いたしました。本提言の発信は、武庫川女子大学 本田一成教授との産学連携プロジェクト「K2P2(クミジョ・クミダン パートナーシップ プロジェクト(R)※1)」によるものです。

提言内では、労働組合内のジェンダー平等を実現していくためのビジョンや行動宣言が取りまとめられています。また、各団体がジェンダー平等月間として位置づける6月にあわせて本提言を発信することにより、当社もこの提言を通じて社会全体のジェンダー平等・多様性推進への貢献を目指すものです。

※1 「クミジョ・クミダン パートナーシップ プロジェクト(R)」は武庫川女子大学教授 本田 一成氏とj.union株式会社の登録商標です。(商標登録第6787599号)


クミジョとクミダンのパートナーシップ形成の実現に向けた提言書『K2P2提言』

クミジョとクミダンのパートナーシップ形成の実現に向けた提言書『K2P2提言』

・ページ数:4ページ

・発行日 :2025年6月

・発行人 :武庫川女子大学 本田 一成、j.union株式会社 淺野 淳

・発行  :j.union株式会社

『K2P2提言』主なトピックス(抜粋)

本提言書は、クミジョアンケート2024の調査結果データを基に作成しました。

*本リリースデータを引用される場合は、出展として「K2P2提言/j.union株式会社」の明記をお願いします。

1.現在の情勢に対する認識

- 社会におけるジェンダー平等の取組みは進められており一定の成果も見られるが、けん引役の労働組合内にジェンダー不平等は存在している。
- 日本の働く人々の幸福を実現するためにも労働組合がジェンダー平等の取組みを労働界でリード役となって推進することをK2P2は支援したい。
- ジェンダー問題を単に女性の問題にせず、男性との真の意味でのパートナーシップ構築によって問題の解決を図っていくことを提言する。

2.2024年度のK2P2活動について

《K2P2ビジョン》

K2P2は、ジェンダー平等の視点から労働組合の活動や運営を見直し、誰もが個性と能力を発揮できる組織を目指し、組合の魅力と価値を高め、すべての働く人の豊かさに貢献します。

《K2P2行動宣言》

・リーダーシップによるジェンダー平等の推進と人権尊重の明確化

・多様性を活かした組織づくりと交渉力の強化

・クミジョ参画の推進と組織の多様性強化

・クミジョとクミダンが協働する人材育成の強化

・ハラスメント防止と安全な組織環境の整備

・柔軟で効率的な組織運営への転換

・学び合いと未来志向の組合づくり

3.K2P2提言

(1)ジェンダー平等の現状を正しく理解し、行動につなげること

(2)パートナーシップの実現に向けた組織づくりを推進すること

(3)活動のあり方を見直し、持続可能な取り組みへとつなげること

『K2P2提言』の閲覧はこちらから

▶ https://www.j-union.co.jp/pr/journal/K2P2teigen

■「クミジョ・クミダン パートナーシップ プロジェクト(R)」とは?

K2P2は、労働組合における女性役員(=クミジョ)と男性役員(=クミダン)の双方の育成を切り口に、ジェンダー平等の視点から労働組合の活動や組織運営の見直し、クミジョの個性と能力が十分に発揮できる組合組織の実現を目指す取り組みです。

本田教授の「クミジョ研究」では、労働組合において少数派であるクミジョが、多数派であるクミダンとの間に、価値観や役割期待のギャップから、さまざまな葛藤や制約を抱えている実態を明らかにしました。

K2P2は、そうした現実に向き合いながら、クミジョとクミダンが互いを理解し合い、対話を通じてパートナーとしての関係を築くことで、次世代型の組合活動へと進化させていくことを目指しています。

当社は2023年春よりこの研究に賛同し、K2P2の推進を通じて、労働組合全体の魅力と価値を高め、労働界の発展に貢献してまいります。

■今後の取り組み

2025年度は、「人への投資」を加速させる取り組みとして、経済・労働界でも焦点となっている「未来協創型」の労使関係構築を掲げ活動を推進します。具体的には、以下の2つを柱とした活動を予定しています。

1.クミダンアンケートの実施   :組合における男性役員の意識やジェンダー課題を可視化

2.K2P2コンサルテーションの提供:組織内労使関係を基盤とした組織内ジェンダー課題の解決支援

当社は、K2P2を通じて、多様な立場の声をつなぎ、組織と社会の未来を共に創る「共創パートナーシップ」の可能性を切り拓いてまいります。

K2P2コンサルテーションにご関心のある方へ

具体的なご相談や導入をご検討の方は、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

https://www.j-union.net/contact/consultation/

■j.union株式会社について

当社は、労働組合を専門としたコンサルティング事業を展開している企業です。これまでに国内の企業内組合、産業別組合を中心に累計4,700以上の組織と取引をしています。30年以上にわたる経験から蓄積されたノウハウや活動支援の実績を活かし、労働組合が直面する人と組織と社会に関するあらゆる課題に真摯に向き合い、お客様に寄り添いながら、「働く」ことの価値を探求し続けています。役員育成や組合員教育につながる研修の提供や、情宣物の制作、調査、システムの提供だけではなく、労働組合同士をつなぐコミュニティの運営など、30種類以上のサービスを展開しており、さまざまなご相談に対して、総合的な課題解決のサポートを行っています。

■会社概要

社名   :j.union株式会社

URL   :https://www.j-union.co.jp

本社   :東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー 22階

代表取締役社長 :服部 恵祐

設立   :1989年(平成元年)3月6日

資本金  :4,500万円

事業内容 :労働組合専門の活動支援

■本リリースに関する問い合わせ先

j.union株式会社 K2P2事務局

mail:K2P2@j-union.com

担当者:淺野 淳、藤栄 麻理子、加藤 瞳

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