~東京外国語大学が共催、神戸市外国語大学が協力の産学協働プロジェクト~

大学生が翻訳して、考えて、語る。ことばと映像で知るSDGs

~「映像」というメディアを通して社会問題に対する新たな気づきを与える~

映像翻訳者を育成する日本映像翻訳アカデミー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:新楽直樹、以下「JVTA」)は、「ことばの力で社会を豊かにする」という企業理念のもと、インターンシップ・プログラムをベースとした無料オンラインイベント「WATCH 2025: For a Sustainable Future(以下、WATCH 2025)」を開催します。本イベントは東京外国語大学(所在地:東京都府中市、学長:春名展生)が共催、神戸市外語大学(所在地:兵庫県神戸市、学長:田中悟)が協力となる産学協働プロジェクトです。学生がSDGsをテーマにした国内外のドキュメンタリー作品に日本語字幕・英語字幕をつけ、オンラインで上映します。さらに東京外国語大学で開催される「TUFS Cinema」の一環として、長編作品の上映と作品に関連したトークセッションを実施します。



■翻訳過程で作品のテーマや社会課題について理解を深め、その学びを社会に発信していく

今回のインターンシップでは長編映画として、『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』(原題『The Reformist - A Female Imam』/2019年)と『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』(原題『DAY ZERO | Austria and Bhutan - A Glimpse Into the Future』/2020年)の2作品で日本語字幕を制作。さらに短編映画『A Story of Dementia and a Message of Hope』(原題:『ひと足先に認知症になった私から』/2024年)の英語字幕も制作します。

字幕制作をした3作品は、2025年7月3日(木)~2025年7月13日(日)の期間に、オンラインで無料上映を行います。また、長編2作品は2025年7月6日(日)に東京外国語大学で開催される「TUFS Cinema」において、SDGsを考える映画特集として上映イベントを実施。当日は作品テーマに造詣が深いゲストに登壇いただき、学生とのトークセッションも行います。本イベントの様子はZoomでライブ配信もいたします。

社会課題をテーマにした作品の翻訳作業を通し、学生たちはそれぞれの課題について理解を深め、SDGs目標への共感とグローバルな視座を養います。さらに上映会を通して、作品を観る視聴者にも社会課題の興味関心や新たな視点・気づきを与えます。

■プロの映像翻訳者育成スクールとしてのノウハウを生かした、実践型インターンシップ

JVTAはプロの映像翻訳者を育成するスクールとしてのノウハウを生かし、学校教育機関において映像翻訳や英語を教えたりするなどの活動を行っています。2022年に始まった本プロジェクトもその一つであり、今回は第4弾となります

「WATCH 2025」では国内外の学生53名が参加し、プロの映像翻訳講師の指導をうけて字幕翻訳実務に取り組みます。さらに作品翻訳の過程で得た社会問題への理解や知識をもとにトークセッションなどの企画、HPやSNSを使った情報発信なども学生が主体となって担います。業務を通して、学生たちは「チャレンジ精神」「チームワーク力」「コミュニケーション力」「リーダーシップ力」「主体的行動力」「グローバル素養」といったスキルを身につけていきます。さらに、自らがSDGsの重要性を発信する側に立つことで、世界を取り巻く社会・環境問題についての新たな視点・気づきを得ることにもつながるでしょう。

■「WATCH 2025 For a Sustainable Future」実施概要

公式ウェブサイト:http://www.watch-sdgs.com

インターンシップ概要

- インターンシップ期間: 2025年4月~2025年7月
- 共催:東京外国語大学
- 協力:神戸市外語大学

オンライン上映会概要

- 上映期間:2025年7月3日(木)~2025年7月13日(日)
- 開催方式:ラーニングプラットフォーム「JVTA Online」にて視聴(映像はオンデマンド方式で配信。トークイベントはZoomでライブ配信を予定)
- 参加費:すべて無料・要事前申し込み
- 上映作品:『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』『A Story of Dementia and a Message of Hope』
- 申込:https://www.watch-sdgs.com/

TUFS Cinema「SDGsを考える映画特集」概要

- 開催日:2025年7月6日(日)13:00開映 (12:40開場、16:50終了予定)
- 開催場所:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
- 参加費:すべて無料・要事前申し込み
- 上映作品:『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』
- 上映後解説:
『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』
古川 高子(東京外国語大学 世界言語社会教育センター 特任講師)
『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』
村山 木乃実(東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員)
- 会場参加の申込:https://www.tufs.ac.jp/event/2025/250706_c01.html
- Zoomライブ配信の視聴申込:https://www.watch-sdgs.com/

■上映作品概要

『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』

(マリー・スコウゴー監督/2019年/デンマーク/59分)



女性主導によるモスクの開設を目指すイマーム(導師)、シェリン。イスラーム教に対する誤った認識や恐怖が広がりつつある現実に際し、シェリンを中心とするモスクのメンバーは従来のジェンダー・ヒエラルキーからの脱却を推進する。そんな彼女の挑戦は支持を集める一方で、組織内の対立も表面化する。

(SDGsの目標5「ジェンダー平等の実現」)

『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』

(ニルス・ベーカンプ監督/2020年/ドイツ/43分)



監督のニルス・ベーカンプがブータンとヨーロッパを旅しながら、気候変動と人間の暮らしの関係を見つめ直すドキュメンタリー。自然と調和したブータンの有機農業やGNH(国民総幸福量)の思想を通して、私たちの消費行動や価値観に問いを投げかける。

(SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」、13「気候変動に具体的な対策を」)

『A Story of Dementia and a Message of Hope』

(佐々木航弥監督/2024年/日本/11分)


(C)佐々木航弥/Yahoo!ニュース ドキュメンタリー
若年性アルツハイマー型認知症の当事者として講演活動を続けるさとうみきさん。認知症への理解の促進や当事者だからこそ伝えられる思いを全国各地で発信している。「認知症になってから自分の人生の第二章が始まった」というさとうさん。彼女の活動を追う。

(SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」、「10人や国の不平等をなくそう」、11「住み続けられるまちづくりを」)

※本作品はYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」が運営するDOCS for SDGsの協力のもと上映します。

DOCS for SDGs:https://documentary.yahoo.co.jp/sdgs/

■日本映像翻訳アカデミー株式会社について

1996 年設立。海外の映画、ドラマ、ドキュメンタリー、音楽番組、スポーツ放送、企業PR映像など、字幕や吹き替え原稿を作成する「映像翻訳」のプロを専門に育成する。海外の映像作品に日本語の翻訳を施す「英日映像翻訳」、日本の映像作品に英語の翻訳を施す「日英映像翻訳」、米国のロサンゼルスに留学して映像翻訳や通訳・実務翻訳を学ぶ「M-1ビザ ロサンゼルス校留学コース」、そして“聞こえない、聞こえにくい”人のためのバリアフリー字幕、“見えない、見えにくい”人のためのバリアフリー音声ガイドを学ぶための講座「メディア・アクセシビリティ科 字幕ガイドコース/音声ガイドコース」などがある。また、青山学院大学、明星大学、東京外国語大学、ニューヨーク大学、ゲント大学など、国内外の学校教育機関でも指導を行っている。

公式HP:https://www.jvtacademy.com/

d18030-76-d46588ed6d11f13717650970af3e0503.pdf

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