海外旅行が難しい今は、日本の美しさを見つめるチャンスです。

 今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?

 特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。

 今回は、長崎観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」担当・岩崎 恵さんが選ぶ、冬の風景5選をご紹介します。

 日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆雲仙の霧氷

 11~2月頃にかけて島原半島・雲仙では、樹枝に結晶が氷結し、まるで白い花が咲き誇っているかのように見える、霧氷(むひょう)の光景を観賞できる。

 「霧氷とは樹木が氷の結晶に覆われた状態になることで、地元では『花ぼうろ』と呼ばれています。気温0度以下で、霧や雲が発生していることが発生条件となり、この条件がそろわないと見ることができない、貴重な自然現象です。

 寒い冬の朝に美しい霧氷を眺め、その後は雲仙温泉で体を温めながらゆっくりと過ごす。そんな特別な朝を体験しませんか」(岩崎さん)

雲仙の霧氷(うんぜんのむひょう)

所在地 長崎県雲仙市小浜町雲仙
https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/528

2021.12.16(木)
文=佐藤由樹