今日の絶景

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アゼルバイジャンの首都に立つ塔から
王女がカスピ海に身を投げた理由とは

Magnificent View #858
乙女の塔(アゼルバイジャン)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 中央アジアの国アゼルバイジャンの首都バクー。急発展をとげた街で昔と変わらない姿を見せているのが、乙女の塔。

 前身は紀元前5世紀に建てられたゾロアスター教の寺院で、当初は要塞としての役割も果たしていた。現在の建物は12世紀に建て直されたもので、高さは28メートルある。

 見た目と似つかわしくないロマンティックな名前の由来には、諸説ある。そのひとつが、結婚を押しつけられた王女が、塔の上からカスピ海に身を投げたという伝説。現在、塔からカスピ海までは100メートルほど離れているが、12世紀は塔のすぐ下が岸だったのだ。

 ここはアゼルバイジャンで初めて世界遺産になった場所でもある。2000年、一帯が「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔」として登録された。

 同年に大地震の被害を受け、一時は危機遺産になったものの、その後に修復して、危機遺産リストから除外。現在はバクーを代表する観光地となっている。

2016.02.05(金)

文=芹澤和美

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