今日の絶景

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インドの巨大な城砦の跡に秘められた
ラージプート族の非業の運命とは?

Magnificent View #740
チットガー砦(インド)

(C) oliv / Masterfile / amanaimages

 インド北西部に延びるアラバリ山脈の麓、標高180メートルの丘の上に広がるのは、かつてこの地域を支配したラージプート族の国家、メーワール王国の城砦跡だ。面積は2.8平方キロメートルと、城のなかではアジア最大級の規模を誇る。

 この地は14世紀から16世紀にかけて、幾度となくイスラム教国の進撃に遭っている。1567年、戦いの末に砦は落城。男たちは最後まで勇敢に戦い抜いて非業の死を遂げ、生き残った女性たちも捕えられることを屈辱とし、城に火を放ち自害したという。

 ご覧の建造物は、侵略者によって建てられた「勝利の塔」。10年もの歳月をかけて建立した塔は、高さ37メートルにもおよぶ。

 まるで日本の戦国時代のような悲話を秘めた、広大な城の跡。城内は大きく崩れているところがあるものの、美しい宮殿や寺院などが残され、歴史を偲ばせている。

2015.10.10(土)

文=芹澤和美

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