来月、流行るJポップ チャート不毛時代のヒット曲羅針盤

来月、流行るJポップ チャート不毛時代のヒット曲羅針盤

SUPER BEAVERの活動から考える
バンドがインディペンデントである条件

 音楽ビジネスとITに精通したプロデューサー・山口哲一。作詞アナリストとしても活躍する切れ者ソングライター・伊藤涼。ますます混迷深まるJポップの世界において、この2人の賢人が、デジタル技術と職人的な勘を組み合わせて近未来のヒット曲をずばり予見する!

 さて、近々リリースされるラインナップから、彼らが太鼓判を押す楽曲は?

【次に流行る曲】
SUPER BEAVER「ことば」

泥臭さをもって愛を歌う4人組バンド

伊藤 今回はSUPER BEAVERの「ことば」です。彼らの音楽はRADWIMPSの世代だと思うけど、RADに影響を受けたというよりは彼らの傍にいたというか同志な感じが強い。RADに比べるとSUPER BEAVERは、泥臭さをもって愛を歌っている印象ですね。

山口 正直に言うと、バンド名は聞いたことがあるけれど、これまで全くノーチェックでした。不勉強ですいません。この連載も長くなってきたので、伊藤さんの意外な好みもわかるようになりました。ちょっと青臭いくらいにストレートなロックバンドが好みですよね(笑)。

伊藤 好きなタイプ……そうなんですかね、自覚は無いですけど。彼らの曲は何曲かは知っていますけど、どれも刺さりました。正直言うと今まで、そんなに興味を持って聴くことはなかったんですよね。しっかりと意識をしたのは2013年5月のSCANDALのシングル「会わないつもりの、元気でね」でギターの柳沢亮太が作詞作曲を手掛けていたとき。今までのメジャー感のあるSCANDALの曲とは違った感じだったので、SUPER BEAVERのギタリストが作った曲ってことに、ふぅ~んそうなんだ、って思いましたね。曲が云々というよりは、いままで職業作家が手がけてきた領域にバンドマンが入ってきたことや、SCANDALが次のフェイズに入ったことや、バンドマンならではの世界観の作り方や、そんなことを考えさせられたきっかけとしてのバンド、SUPER BEAVERを覚えています。

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2016.01.14(木)

文=山口哲一、伊藤涼

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