トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

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スリランカで楽しむ本格サファリ
豹や象が堂々闊歩する野生の王国へ!

 世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、週替わりで登板します。

 第115回は、大沢さつきさんがジープに乗り込み、スリランカの国立公園でワイルドな動物たちをウォッチします!

スリランカにしかいない希少な豹とは?

スリランカだけに生息するスリランカ豹は絶滅危惧種。日本の動物園では見ることのできない貴重な豹だ。(C)Gehan de Silva Wijeyeratne

 スリランカといえばセイロンティー。あるいはアーユルヴェーダがとっても有名。けれども、本格的なサファリ体験ができるのも魅力のひとつだ。ジープを駆っていろいろな動物たちの世界に触れるリアル・アニマルプラネットは、大いにハマる。今回、スリランカの南東にある「ヤーラ国立公園」に出かけた。ここは世界有数の豹ウォッチングのスポットで、豹の生息密度が最も高い。

悠然と道を渡る豹の姿は、so cool! 豹はビッグ・キャットのひとつで、アフリカのサファリでも簡単には遭遇できない希少な動物。斑紋がちょっと見えただけで、その場は大騒ぎとなる。

 朝5時半。ホテルを出て国立公園へと向かう。チケット売り場はサファリを目指すジープで渋滞の有様。動物遭遇の期待に胸膨らませ、イザ、サファリへ。こんなにたくさんのジープが向かったら、国立公園内もジープだらけと思いきや、各車一斉に散らばると、あっという間に草原を独り占め状態。総面積979平方キロメートルの敷地は、広い。

夕刻のサファリのはじまる15時前後にも、またまたこの渋滞風景が展開される。みんな、はやる気持ちを抑えつつもジリジリ……。

 「ヤーラ国立公園」には、44種の哺乳類と215種の鳥類がいる。モンスーンによってもたらされた淡水とインド洋の海水による湿地からなる複雑な生態系。スリランカにしかいない固有種も多く、鳥も6種類、この国特有のものがいる。バードウォッチャーにとっても天国のような公園なのだ。

後ろ姿しか撮れなかったが、こちらスリランカの国鳥セイロンヤケイ。真っ赤なトサカのキジの仲間だ。
細くて長いクチバシが特徴的なハチクイ。こちらはチャガシラハチクイ。ヤーラのアイドル系だが、2羽並んでいるとさらにキュート。

 お目当ての豹には、なかなか出会えない。一度“グルルルル……”という鳴き声が聞こえたということで、ジープを止めて待つことしばし。だが、しなやかなその姿を見つけることはできない。そんなとき、他のジープから連絡が入った。と、デコボコ道を疾駆。四方八方からジープが集まって、指さす人、双眼鏡で探す人、シャッターを切る人と大賑わいだ。

 どうも木の上で寝ているらしい。が、なかなか見つけられない。夜中の狩りを終えての就寝中。せっかくの眠りを邪魔された豹は木を降りて、茂みの奥に隠れてしまったもよう。と、こんなことを何回か繰り返し、2度ほど美しくもクールな姿を見ることができた。ちょっと興奮。サファリは格別楽しい。

安眠を邪魔された豹が、茂みから登場。ちょっとお怒りモードのようにも見えて、いやとっても美しい。
チケット売り場の渋滞再現。いかに絶好のポジションに車を止められるかはドライバーの腕次第。安眠中の豹には申しわけない騒音だ。

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2015.12.08(火)

文・撮影=大沢さつき

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