落ちたと思っていたオーディションに合格

――ちなみに、ドラマではライバル校の生徒という役柄でしたが、初めての現場の印象は?

 ホントに、何も知らずに現場に入ったので、すべて見て学んでいこうと思っていました。最初に思ったことは、カメラって1台じゃないんだということ(笑)。作品に携わっているスタッフさんの人数の多さにも驚きました。あと、今日中にこのシーンまで撮らなければいけない、といった、時間との戦いみたいなものも実感しました。現場には事務所の先輩である福士蒼汰さんがいらして、たくさんのことを教えていただきました。

――今回の『ストレイヤーズ・クロニクル』のオーディションでの様子を教えてください。

 会場には4人で入って、2人ずつ組んで芝居をする感じだったんですが、僕だけ芝居をする回数が少なかったですし、すぐに連絡も来なかったので、勝手に落ちたと思っていました。それが3カ月ぐらい経って、髪の毛もかなり伸びたときに、合格の連絡が来て驚きました。でも、こんな豪華なキャストの中に入れていただいて、とても緊張したのを覚えています。その後、お会いした監督から「そんな深く考えずに自分らしくやればいいよ」と声をかけていただき、自信を持って演技をすることができました。

――超高速移動という特殊能力を持つ隆二の役づくりについては?

 クランクイン前からアクション監督の下村(勇二)さんと一緒にアクションを練習しました。瞬間移動するということで、1歩目と2歩目の出し方とか止まり方、それから武器でもある鉄球の持ち方、投げ方などを叩きこまれました。原作の隆二はもっとクールなイケメンキャラですが、僕がやるとお調子者になってしまうので大丈夫かなと思っていました。

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2015.06.26(金)
文=くれい響
撮影=中井菜央