白いスーツで決めた2人。その年齢差は実に34歳!

 はっぴいえんどやイエロー・マジック・オーケストラでの活躍は言うにおよばず、我が国のポップミュージックの歴史に偉大なる足跡を残してきた細野晴臣。

 シンガーソングライター、俳優、さらには文筆家、映像作家など、何足ものわらじを履きこなす新時代のカルチャーアイコン、星野源。

 この2人は、2007年から、コラムの異常な充実ぶりで知られる孤高のテレビ雑誌「TV Bros.」誌上で「地平線の相談」と題した対談を連載し続けている。時にはゆるく、時にはシリアスに、仕事や健康、恋愛などについて語り合うそのトークの数々が、2015年3月末に単行本化された。すでに重版も行われ、その評判は高まるばかり。

 CREA WEBでは、2月某日に行われたそのカバー撮影の現場への潜入取材に成功した。ここでしか見られないファン垂涎のオフショットを一挙公開!

デザインのモチーフとなったのはあの歴史的名盤!

単行本『地平線の相談』の印象的なカバーのデザインにおけるモチーフとなったのは、細野さんが1976年にリリースした名盤『泰安洋行』のジャケット。
こちらが、デザイナーの大原大次郎さんによるカバーデザインのラフ。

2015.04.15(水)
文=下井草秀(文化デリック)
撮影=山元茂樹