Magnificent View #412
コロンブス記念灯台(ドミニカ共和国)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 一見すると小さなピラミッドのようにも見えるこの巨大な建物は、コロンブスの新大陸上陸500周年を記念して築かれたもの。全長200メートルもの大理石建造物は、上空から見ると十字架の形をしていて、その先端はコロンブスが暮らした家を指している。

 建物の中央にはコロンブスの墓もあり、黒い棺の中に遺体が安置されている。ヨーロッパから西回り航路でインドをめざしたコロンブスが、現在ドミニカ共和国のあるイスパニョーラ島に漂着し、入植地を築いたのは1492年のこと。1506年に亡くなった後、亡骸はスペイン・セビリアの大聖堂や、ドミニカ共和国の首都サントドミンゴにある大聖堂に安置されていたが、イスパニョーラ島漂着から500年後の1992年にこの建物が完成、コロンブスはここで眠ることになった。

 灯台とはいえ、館内は博物館のように立派な造り。この建物を建てる際に経済的援助をした国の文化や歴史を紹介するコーナーもあり、日本のブースでは、1992年当時の首相・宮沢喜一がドミニカ政府に宛てた祝辞のほか、銀閣寺や能も紹介されている。憧れていた「黄金の国ジパング」の文化が、まさか自身の墓のすぐ近くで紹介されることになろうとは、コロンブスも想像していなかったことだろう。

Column

今日の絶景

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2014.11.16(日)
文=芹澤和美

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