●あく取りナシなら、簡単

 ただ、あずきって、普段はなかなか食べる機会がないですよね。あんこなら手に入りやすいですが、あんこはカロリーが高め。そこで手作りがオススメです。

 が、「手作りって面倒そう」と思う方も多いでしょう。

 しかし「高品質のあんこを作ろう」などと思わなければ、実はゆでるだけでOKです。しかも、今回ご紹介する方法は、時間をかけて水で戻すなどの下準備も必要がなく、袋から出したらすぐに調理に入れるので手軽です。

 また、あんこ作りを目的にすると、苦みやえぐみを取る必要があるため、あく取りをしなければなりませんが、実はあくの中にはサポニンなどの栄養成分が溶け出しているので、栄養を重視したいなら、あく取りはしないほうがベター。

 私のあずき調理歴は、実は結構長いのですが、その歴史の中で様々な作り方を試した結果、シンプルに作っても味はそう変わらないという結論に行きつきました。そこで、簡単な調理方法をご紹介します。

 まず、材料です。

 材料はあずきと水(のみ!)。

 ゆであずきは想像以上に簡単に作れるのですが、調理時間が1時間半以上かかるので、私は一気に作って冷凍保存します。よって量は多めに、あずき一袋か、半袋程度を使います。

 あんこなどを作りたい場合には最後に砂糖や塩を入れますが、私の目的はあずきを単にゆでることなので、厳密な計量を必要としません。ゆでる時の水の量も、アバウトでOKです。

 では、作り方です。

 たっぷりの水であずきをしっかり洗ったら、鍋に入れて、これまたたっぷりの水を注ぎます。

 火にかけて沸騰したところで火を止め、フタをしておよそ30分。

 ここで一度お湯を捨て、再度水を入れたらまた火にかけて、今度は中火でゆで続けます。この間、ゆで汁が減ってきたら、水を足しましょう。なお、ちゃんとしたゆであずきにする場合には、あく取りをしますが、私は単に水を足すだけ。

 40分ほどしたら火を止めて、またフタをして30分蒸らしたら、完成です。この時に、あずき自体が多少固めでも使いまわせるので問題ないです。と、ここまで延々とゆで方について説明しましたが、商品にも書いてあると思うので、見ながらゆでればOKです。

 私は本当にゆでるだけで作ります。そのほうが「ゆで汁」(後で、お湯で割って飲みます)が味わい深くなるから。渋みが気になる人は、ゆでる前にあずきを乾煎りする方法もあるのでお試しください。

2023.12.24(日)
文・写真=にらさわあきこ