みなさま、アロハ!
ハワイの中で最も大きい島・ハワイ島。その周囲は150キロ以上。車で走り続けても一周約6時間かかります。
面積は、日本の四国の約半分、岐阜県と同じくらいのサイズと言われています。
そして、世界にある17気候帯のうち10気候帯がここには存在しているのです。地域ごとに風土や植生も異なり、島を一周すれば、まるで違う国を周遊しているかのような、変化のある景色を楽しめます。
そのハワイ島を一日でぜーんぶ見て回るツアーがあるのはご存じですか。
今回は、そんなツアーを体験してきました! 発見ハワイ!
やっぱりハワイ島でも
早起きは三文の得?
ハワイ島を一周するということは、つまり、早朝から出発しなければいけないということ。
朝5時半にフアラライのホテルを出発! まだ真っ暗な中、ハワイ島の北を目指します。
ノースコナにあるカワイハエあたりを通過するころには、うっすら空を覆うピンクとブルーのグラデーションが見えてきます。
まずはポロル渓谷周辺が一望できる展望台から景色を堪能します。
昼間は、観光客がたくさんいる場所ですが、朝7時ごろには、貸切状態です。
ゆっくり写真撮影したい方には早めの時間がオススメ!
ポロル渓谷を後にして、ハワイ諸島を初めて統一したカメハメハ大王の像があるカパアウに向かいます。
ハワイには、カメハメハ大王像が3体あるのはご存じですか。
一番有名な像は、オアフ島ダウンタウンにあり、そしてハワイ島のカパアウに1体、ヒロにもう1体あるのです。
実は、3体ある大王像のうち、この像がオリジナル。
というのも、1879年にイタリアのフィレンツェでつくられた大王像を運ぶ船は、運搬途中に沈没してしまいました。
そのため、同じ鋳型から再度像を造り、そちらをオアフ島のダウンタウンに設置したのです。
その後、1912年になって沈没船は引き上げられました。そして、そこから発見された像が修復され、カメハメハ大王生誕の地であるカパアウに設置されたというわけです。
朝早い出発だったので、そろそろお腹もすいてくるころ……。
2019.06.28(金)
文・撮影=宮本紗絵