おいしい食パンやバゲット。残ったら冷凍するのが正解です。フランスで暮らし、お菓子を学んだ若山曜子さんにおいしいリベイクレシピを教わりました。


 パンは新鮮なほうがおいしい。買った日に焼きたてを楽しんだら、残りはすぐにラップで包み、冷凍してしまいます。

 フランスに食パンはほとんどなく、日常的に食べるのはバゲットでした。でも、残ったバゲットを冷凍しているという話は聞いたことがありません。

 時間が経ち、乾燥してかたくなってしまった場合はサラダやスープなどにアレンジして楽しみます。

 でも、日本はヨーロッパに比べて湿度が高く、雑菌も繁殖しやすいので、早めに凍らせるのがおすすめです。

 「解凍はどうするの?」と尋ねられることがありますが、すぐに自然解凍されるので、扱い方は冷凍前とほぼ変わりません。

 凍ったままトーストしても焼き時間は同じくらいで大丈夫です。厚めなら、少し常温においておきましょう。

 忙しい朝はもちろん、甘いものが欲しいときや、急なお客さまのときは冷凍パンをアレンジ。

 冷凍庫を開ければいつでもパンがあるって、なんとも心強い。私にとって欠かせない存在です。

おいしくリベイクするには
保存方法が大切です

「基本のプロセスはパンをカット→ラップ→密閉保存袋。食パンでもバゲットでも、解凍してからどうやって食べたいかを考えて厚さや形状を決めます。あとは乾燥や霜を防ぐために、パンの表面にぴっちりとラップを密着させること。この手間を惜しまなければ、いつでも買ったばかりのおいしさを復活させられますよ!」(若山さん)

複数枚を保存するなら

「家族分など、複数枚をいっぺんに包むときにはキッチンペーパーを挟んで。ペーパーが水分を吸うので、霜の防止に」(若山さん)

食パンを保存するなら

「食パンはカット済みだけでなく1斤買って、いろんな厚さに切って冷凍。バゲットも輪切りや斜め切りなどにします」(若山さん)

より新鮮な状態で保存するなら

「アルミホイルは熱伝導がいいので早く凍り、より新鮮な状態をキープ。直接アルミホイルで包んでも大丈夫です」(若山さん)

2019.05.14(火)
Text=Mei Hojo
Photographs=Kiyoko Eto
Styling=Makiko Iwasaki

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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