音楽とマルガリータで
メキシコに瞬間移動

 いきなりですが、みなさんサルー!

 「サルー」とはメキシコでお酒を飲む時の乾杯の言葉。そう、実は私メキシコに来ております……といっても気分だけですが。

 2019年2月24日(日)、「マルガリータの日」を記念したイベントが行われたのは小石川テラス。

 会場に一歩入り、ウェルカムマルガリータを受け取った時点でもう

「おおーぅラテンのルィズム! テキールルルァ! マルガルルィータ!」

 と「ル」の発音に勢いをつけたくなるくらいのテンションに。

 メキシカンハットを小粋に被ったバーテンダーがあちこちでシェイク・シェイクッ。

 今日はもうここはメキシコってことでいいよね、というくらいの熱気だったんですってば!

 イベントはスペシャルゲストのテキーラ規制委員会上海支部代表 Alba Xitlalic Aviles Fernandezさんの音頭で乾杯。まず、テキーラの乾杯の儀式を。

「アリーバ、アバホ、アル セントロ イ ア デントロ(上に、下に、真ん中に、そして中に!)」

 体全部に健康を、という意味なのだそう。そうかヨッシャと会場全員がグラスを上だの下だのに忙しく動かし、決めの「サルー!」。空気が一つになったところで、いざ出陣。

 テキーラ&メスカルの各ブランドを使用した、トップバーテンダー達による13種のスペシャルマルガリータを、テイスティングに回ります!

2019.03.13(水)
取材・文=田中 稲
撮影=釜谷洋史