オシャレは嫌いじゃないけど、いまいち垢抜けない。ついつい変な柄物を着てオモシロに走ってしまう。困ったらボーダーに頼りがち……。多くの文系女子が抱えるファッションの悩みにとことん真剣に向き合った、痛快実用エッセイ『40歳までにオシャレになりたい!』が発売され、話題を呼んでいます。

 著者のトミヤマユキコさんが、体当たりで導き出した実用的なオシャレ法則のヒント、コンプレックスと向き合いつつオシャレする悦びについて、特別にレクチャーしてくれました!


「40歳までにオシャレになりたい!」と
思ったきっかけ

ライター・早稲田大学助教のトミヤマユキコさん。『40歳までにオシャレになりたい!』を執筆したのはファッションに対して積もり積もったコンプレックスから!?

 主に書評を書くフリーランスのライターであり、助教を務める早稲田大学では少女マンガ研究をメインとした講義を担当。パンケーキ好きが高じて『パンケーキ・ノート』を出版したのがきっかけでバラエティ番組「マツコの知らない世界」にも出演。

 たいへんな才女であることはわかるものの、これまでの経歴のどこを切り取ってもファッションとは無縁だったトミヤマユキコさんが、『40歳までにオシャレになりたい!』を上梓することになったのは、なぜ?

全オシャレ迷子必読! グレーのパーカーばかり着てADにまちがわれていたトミヤマユキコさんが大人のオシャレを身につけるまでを綴った痛快実用エッセイ『40歳までにオシャレになりたい!』(扶桑社刊)。

「私が大学で助手をしていた頃に仲良くなった学生さんがいて、その子が卒業後に編集者になり、出版社が運営するファッション通販サイトの担当になったんです。そのサイトで、私に何か書いてくれませんか、と話が回ってきたのがそもそもの始まりです」

 しかし、これまでの人生を、よくいえば個性的、ご本人の言葉を借りれば “トンチキ”な服ばかり着て過ごしてきただけに、ファッションサイトの連載をふたつ返事で引き受けることはできなかったという。

「最初は、トンチキな服ばかり選んで着ている私が何を書けば?  と思っていたけど、その編集者の子と話しているうちに、自分の中に、“ちゃんとした服も着たい”という思いがあることに気づいたんですよね。

 フリーライターの仕事のときは、服装について細かくいわれることはないからまだいいけども、教員をやっていると、入試の監督とか教育実習生の授業見学で高校へ行くとか、トンチキな服では対応できない場面が出てくるんですね。

 そういうときに、コンサバな私がいたほうが便利だなというのを、常々感じてはいたんです」

2018.07.17(火)
文=今富夕起
撮影=榎本麻美
写真=福本邦洋、岡本拓也
イラスト=澁谷玲子

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