今、プラハの人々で、連日いちばんにぎわっている最新スポットといえば、2018年6月8日にグランドオープンした「Manifesto/マニフェスト」。
プラハ市内の中心部という好立地にもかかわらず、環状道路の脇ということもあってか、これまで開発がされないままずっと放置されていた広大な空き地が、プラハのクリエーターやディベロッパーたちの共同作業によって、グルメ&カルチャーの複合施設として生まれ変わったのです。
敷地内にはたくさんの屋台が並びます。プラハで話題の有名レストランやカフェの屋台のほか、これまで地方まで足を延ばさないと食べられなかった人気店や、ここマニフェストが初めての出店のとなるお店の料理も味わえるのがうれしいところ。
基本的にそれぞれの屋台から好きなものを買ってきて、中央に並ぶテーブル席に自由に座って食べるシステムです。
支払いはすべてキャッシュレス。チェコでもキャッシュレス化が進んでおり、最近ではスマートフォンで支払いをする人も増えてきています。大きなお札をだしても断られてしまうこともしばしばになってきたチェコ。この流れは今後どんどん加速しそうです。
マニフェストは、グルメスポットとしてだけでなく、カルチャースポットとしても使用されています。ほぼ毎日開催される音楽イベント、映画の上映会、ワークショップなどなど、食事を楽しむだけではなく、ライフスタイルを楽しく豊かにするのにも一役かってくれるのです。
今まではバラバラに存在していた各種エンターテインメントを一カ所に集約して、しかも最新でクールなものだけ集めているマニフェストは、今後もっと多くの地元の人々やプラハを訪れる観光客の注目を集めること間違いなしです。
マニフェストの場所は、ナ・フロレンチ通り(Na Florenci)。観光スポットとして有名な市民会館や火薬塔から徒歩圏内です。国際路線の発着もあるバスターミナルにも近いので、バスを利用する際に立ち寄ってみるのもいいでしょう。
文・撮影=クレメントゆみ子