雑貨を通して発信する
台湾の魅力

 MRT東門駅の南側に広がる永康街エリア。ここには世界的に知られる小籠包店「鼎泰豊」やマンゴーかき氷の名店などがあり、いつ訪れても大勢の観光客で賑わっています。雑貨店「來好」はそんなエリアの一角にあるお店です。

レトロな鉄の窓枠が目印。店名の「來好」はオーナーのおばあさんのお名前だとか。

 ここが扱うのは「台湾生まれ」の雑貨たち。近年、台湾のデザイン業界は目を見張るほどの進化を遂げており、雑貨の世界も例外ではありません。ここには地元デザイナーたちが手掛けたグッズが所狭しと並んでいます。

 ファブリック系小物からバッグ、Tシャツ、文房具、食器、ポストカード、あぶらとり紙、さらに、雑貨以外にも、お菓子類や台湾茶などがあり、全体的にお得感の高い商品が揃っています。他店では見かけないオリジナル商品も少なくないので、雑貨好きにはたまらない空間となっています。

店内は「雑貨のデパート」のよう。扱っているブランド数は60以上とのこと。

 オーナーの游智翔さんは若いながらもしっかりとした経営理念をもつ青年。自社ブランドも展開し、商品には「譲世界發見台湾的好(台湾の良さを世界に気づかせる)」というメッセージを付けています。並々ならぬ台湾への想いが感じられます。

游智翔さん。お姉さんや妹さんも近くで台湾雑貨を扱う店を経営しています。

2018.04.25(水)
文=片倉真理
撮影=片倉真理、片倉佳史