よろず屋スタイルの個人商店
「ジェネラルストア」とは?
昔は日本にもたくさんあった個人商店。私が育った大分市の新興住宅地にはなかったけれど、祖母が住む宮崎の田舎に帰省したら必ず近所の「安藤商店」におつかいに行かされ、大根1本、卵1つ買うのも楽しかった記憶があります。
数十年前までは、ハワイにも個人商店がたくさんありました。日本と同じ、日用品から食品まで扱うよろず屋スタイルで、「ジェネラルストア」といいます。町の人々の生活を支え、人情のつながりを育てる存在であるところまで同じ。小さな店に老若男女が集い、お買い物をしたり、ただおしゃべりをしたり。町の活気を一手に引き受ける中心的基盤であり、社交場でした。
右:缶でもペットボトルでもなく瓶入りなところがレトロ。
日本だと赤ちゃんをおんぶするお姉ちゃんがかわいい「カクイわた」や、着物姿のお母さんが美しい「ボンカレー」の看板が商店の顔だったでしょうか。アメリカではやはり「コカ・コーラ」が定番。
ハワイではさらに、フラガールやシェイブアイスなどの看板が加わり、もう看板を見ているだけで楽しく幸せな気分になるほど。しかし時代とともに、ハワイのジェネラルストアも1つ2つと閉店を余儀なくされています。
右:地元アーティストによる作品は、自分用のお土産にぜひ。
そんな中、ハワイ島にすごいジェネラルストアが「復活」し、地元での存在感を増しています。それが「ケアウホウ・ストア」。ハワイ島の西側、カイルア・コナから南に車で20分ほどの、コーヒー農園がひろがる一帯にあります。
2017.12.26(火)
文・撮影=工藤まや