ヨーロッパ最大級のクルーズ会社、MSCクルーズの13隻目にあたる新造船MSCメラビリアが2017年6月に誕生。イタリア、マルタ、スペイン、フランスと地中海をめぐる7泊8日のクルーズの旅を提供しています。

 フランス北西部のル・アーブルからはじまったクルーズ旅もいよいよ、最終目的地ジェノヴァに到着。最後の朝がやってきました。

Day #08
とうとう下船
そしてジェノヴァの街へ

 これまで8回に渡って、MSCメラビリアでのクルーズの模様をレポートしてきましたが、お伝えしきれなかったことが盛りだくさん。下船前にまずはそのなかからいくつかをピックアップして、駆け足でご紹介します。

●クルーズ中に必要な情報は
 すべてわかるMSCフォー・ミー

MSCフォー・ミーは、スマホだけではなく、コンピュータや自室キャビンのモニターでも利用できます。リストバンドとの連携も。(C)MSCクルーズ

 寄港地の情報から、船内のイベント・スケジュール、そして船上レストランの営業時間まですべてがわかるアプリがMSCフォー・ミーです。子どものリストバンドと連携させれば、子どもが船内のどこにいるかもわかり、迷子防止対策にもなります。思いついたときに、その場でレストランやショーの予約も、スマホからスイスイ。ぜひ乗船前にダウンロードを。

●ハイテクを駆使した
 大人のための遊びもたっぷり

F1ツイン・シミュレーターで、本物さながらのレース体験を。

 MSCメラビリアには、レーシングドライバー気分を味わえるF1のツイン・シミュレーターも。手に汗握るバーチャル・リアリティのレースを楽しむことができます。

左:フルサイズのボーリング場は、家族連れや友達同士のグループにも人気です。
右:フライト・シミュレーターは、逆さまになったり、振り回されたり。絶叫マシン好きはぜひお試しを。

 そのほかに、フルサイズのボーリング場やフライト・シュミレーターもあり、グループでもカップルでも遊べる施設が整っています。

●時には静かな空間で読書も

本を読むだけではなく、静かな時間を過ごしたいときにも利用したいライブラリー。

 常にさまざまなイベントが行われている船内ですが、ちょっと静かにひとりの時間を過ごしたい、というときには、デッキ7のライブラリーへ。日本語の本はありませんが、どこまでもつづく青い海を窓外に感じつつ、読書にひたるには最適なスペースです。自分の本を持ち込んでの読書タイムにもグッド。

村上春樹の『職業としての小説家』のイタリア語版もありました。さすが世界のムラカミです。

●船の外の情報については
 エクスカーション・デスクへ

プロムナードの中央にあり、ショッピングの途中でも立ち寄りやすいエクスカーション・デスク。(C)MSCクルーズ

 プロムナードの中央にあるエクスカーション・デスクは、オプショナル・ツアーの申し込み以外にも、街中へのアクセスなど、船の外でのアクティビティを支えてくれる強い味方です。オプショナル・ツアーにないテーラーメイドの観光についても見積もりを取ってくれるので、気軽に相談してみては。

●旅の思い出は香りから

MSCクルーズのオリジナルグッズは、デッキ6のMSCショップで。(C)MSCクルーズ

 クルーズの記念にMSCのロゴ入り商品を買いたいときには、デッキ6のMSCショップへゴー! パーカーやTシャツなどの衣料品からマグカップや食品まで、さまざまなMSCグッズが揃います。

左:MSCクルーズのオリジナルの香り、Medのルーム・ディフューザーとフレグランス。
右:自室キャビンのシャワールームにある備え付けのボディソープやシャンプーも、Medの香りです。

 そのなかでもおすすめなのが、MSCオリジナルの香り「Med by MSC」のルーム・ディフューザーとフレグランスです。

 船内にどこからともなく漂うグリーンフィグ、ピーチ、ベルガモット、ジャスミン、そしてムスクとアンバーをブレンドしたアロマ系の香りがコレ。自宅に旅の続きを持ち帰ることができる、香りのおみやげです。

2017.09.01(金)
文・撮影=安田和代