ヨーロッパ最大級のクルーズ会社、MSCクルーズの13隻目にあたる新造船MSCメラビリアが2017年6月に誕生。イタリア、マルタ、スペイン、フランスと地中海をめぐる7泊8日のクルーズの旅を提供しています。

 6日目は、スペイン・バルセロナの街へ!

Day #06
バルセロナでは
サグラダファミリアの周りをぐるっと一周

 いよいよクルーズも残すところあと2晩、残りわずかとなりました。今日の寄港地はバルセロナ。昨日のうちに、街中へ向かうシャトルバスの往復券を船内のエクスカーション・デスクで購入しておいたので、船の前からバスに乗り込んで市内観光へ向かいました。

シャトルバスの乗り場は、目抜き通りのパラレル大通りのすぐそば。通りの向こう側に、新大陸を指さすコロンブスの後ろ姿が見えます。

 バルセロナといえば、ガウディとモンタネールという建築界の大御所を輩出した土地。街のあちこちにアートやすばらしい建築物が点在しています。

 まずはサグラダファミリアを見なければ、とバスを降りて地下鉄へ。バルセロナの地下鉄は比較的わかりやすく、使いやすいですが、ところどころの駅で、スリに注意のアナウンスが日本語でも入るので、ご用心を。

左:ランブラス大通り沿いにあるリセウ大劇場は、ヨーロッパ三大オペラ劇場のひとつ。
右:ユネスコの世界遺産に登録されているカタルーニャ音楽堂は、地元出身の建築家、リュイス・ドメネク・イ・モンタネールの建築。

 この日、サグラダファミリアのなかに入るためのチケットは、すべて完売とのことで周辺散歩だけでしたが、絶対になかに入りたい人は、MSCクルーズが催行している「Gaudi's Experience」というエクスカーション・ツアーを船内で申し込むのがおすすめです。サグラダファミリアだけではなく、カサ・ミラやグエル公園など、いくつかのガウディ作品を見ることができます。

左:カタルーニャ音楽堂の装飾が美しい柱の丸窓の中は、チケットブースなのです。
右:カフェから入ると、階段部分が見学できます。天井も見事です。
あまりに有名なガウディの未完の作品サグラダファミリア。もちろんいまだ工事中です。

 この日のバルセロナ散歩では、サグラダファミリアのほか、カタルーニャ音楽堂を見て、カフェでのんびりお茶とスイーツを楽しんでシャトルバスの停留所へと戻りました。

 短時間でしたが、地中海の日差しと人々の熱気を体感できる午後の散歩でした。

2017.08.16(水)
文・撮影=安田和代