美容ジャーナリスト 齋藤 薫の美脳トレーニング

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使用感が悪い? ダサイ? 効かない?
偏見を覆すオーガニックコスメの逆襲

オーガニックコスメを
変えたのは日本人だった!?

リップ&ネイルバーム 全4種(左から:ピロートーク、スウィートトーク、メロウトーク、ミントトーク) 各15mL 各3,500円(ピロートークのみ 3,800円)/uka Tokyo head office

 あなたはオーガニックコスメに対して、どんなイメージを持っているのだろう。オーガニック大好き! と言う人。食品はオーガニック、でもオーガニックコスメはよくわからないと言う人。オーガニックでなければいけない意味がわからないと言う人……と、今はまだ様々だ。

 オーガニックコスメそのものが一つのブームになったこともあったけど、そのブーム自体は既に終わっている。気がつけば、テクノロジーコスメの多くが植物エキスを主役にするようになってきて、その境界線がどんどんあやふやになってきているのも事実。まさに真価が問われる時代となっているのだ。

 かくして、ブームと共に人気も減退していくのかと思いきや、このところ重要度がみるみる増している。なぜ? オーガニックコスメが逆にテクノロジーコスメのような高機能や、ラグジュアリーコスメのような洗練度や高級感を持ち始めたからなのだ。

 正直、今までオーガニックコスメに対しては多くの偏見もあった。あんまり効かない。テクスチャーが悪い。そしてダサイ。

 とりわけ色モノに関しては失礼ながら、素材にこだわるあまり色が追いつかないというジレンマが目に見えるものも多かった。それだけに、オーガニックコスメは今後どこに行く? といった、ちょっと不安げな見方をする人も少なくなかったのだ。

 ところが、気がつけば状況が一変していた。高機能にして、使い心地もビジュアルも成熟してきて、そういう意味で一般コスメと遜色がなくなっている。オーガニックだからと“諦めること”を、あまりしなくなってきたと言ってもいい。

 そうした逆襲の決め手となったのは、意外にも日本のオーガニックの開発力。そしてやっぱり作る人のこだわりと情熱。そもそもオーガニックというジャンルそのものが、一人ひとりのこだわりによって生まれたもの。人の情熱がないと成立しない世界なのだ。そんな中、日本人のオーガニック開発者が、新しい視点と発想と情熱を持って開発に取り組んだ結果、いってみれば従来の殻を破るような製品を生み出せたのだ。

 まず、ウカのボディ&フットバームは、従来の化粧品の概念を超え、ボディケアをとてもパーソナルでエモーショナルなものにした。ウカを生んだ渡邉李穂さんは、専門のネイルを軸に美容のジャンルを大きく広げ、トータルビューティーブランドにしてしまうという、かつてない試みで大成功を収めた。同時にオーガニック素材へのこだわりもとても洗練されたもの。オーガニックコスメのイメージも変えてしまった。

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2017.07.05(水)

文=齋藤 薫
撮影=釜谷洋史

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