アルガンオイルのふるさと、モロッコ・アガディールへ

アルガンオイルのふるさと、モロッコ・アガディールへ

アルガンオイルが生まれるモロッコへ
新製品を追って世界中から現地集合!

左:モロッコの街で見かける、イスラム風の美しい装飾デザイン。
右:ミントティーはグラスも優雅。

 10年以上も前から、サハラ砂漠の美しさやイスラム文化の奥深さに惹かれて、モロッコのマラケシュに通い続けている私。それを熟知している世界的ヘアケアブランド・ケラスターゼの日本法人広報の知人から、刺激的なお誘いメールが届いた。

「モロッコのアガディールで開催されるプレス発表会にいらっしゃいませんか」

 ん? マラケシュやフェズではなくアガディールに現地集合!? 確かにアガディールは、昔からヨーロッパ人の好む大西洋岸のビーチリゾートではあるが、観光地としてはそんなにポピュラーな場所ではない。が、しかし美容系の発表会と考えるとすぐにピンときた。わざわざアガディールでということは、アルガンオイルを使った新製品を出すということね、と。

左:自然乾燥されたアルガンの実。
右:モロッコ産アルガンオイルなどを使用した、ケラスターゼ初のオーガニックライン「オーラボタニカ」シリーズ。

 モロッコの、大西洋岸の一部でしか育たないアルガンの木。その実から採れる貴重なオイルが、美容業界から注目されている。幸い同時期に某雑誌のモロッコ取材を引き受けていたので、取材地マラケシュから車をチャーターすれば、アガディールまでは4時間足らず。

 しかもこのプレスツアーは、パリのケラスターゼが手がけるワールドワイドなもの。何よりも魅力的だったのは、会場がモロッコならではの邸宅風ホテル、かつて植民地時代に要人の私邸だった豪邸をリノベーションした、Riad Villa Blanche(リヤド・ヴィラ・ブランシュ)だったこと。想像してみて欲しい。世界中から美容ジャーナリストやソーシャライトたちが、大西洋を見下ろすコロニアル風リヤド(邸宅風ホテル)に集結すると考えただけでもワクワクするではないか。それで一も二もなく「行きます!」と返事をした。

ケラスターゼが満を持して発表する
初めてのオーガニックライン

 出発までに送られてきたプレス資料を読み込むと、発表会の主役はケラスターゼ初のオーガニックケアであることがわかる。「AURA BOTANICA(オーラボタニカ)」と名づけられたニューラインは、テクノロジー重視のこのブランドが満を持して発表する、初めてのオーガニックヘアケア商品だ。

 また“オーラボタニカのお約束”と称して、一切の化学肥料を使わず、環境に配慮した方法で育てられたモロッコ産アルガンオイルとサモア産ヴァージンココナッツオイルを全商品に配合している。しかもすべてのラインは96%以上自然由来成分だし、使用するアルガンオイルは、ヨーロッパの厳しいオーガニック認証「エコサート」取得となっている。

 オーガニックというキーワードが、もはや単なるトレンドでは片付けられないことを理解したブランドの、“本気”が垣間見られた。

マラケシュから陸路で
アガディールへ

澄んだ青空にアラビア文字とアルファベットで書かれた標識が映える。
道中、赤茶けた大地と雪を戴いたアトラス山脈とのコントラストという絶景を望む。

 3月上旬、一足先にマラケシュ入りした私は、四輪駆動車の手配を済ませ、パリから合流するカメラマンさんの到着を待った。

 ヨーロッパ諸国からの参加者は、パリからアガディールまでのダイレクトフライトで会場のリヤドをめざす。私たちは午前中にマラケシュを出発。雪を戴くアトラス山脈や悠然と草を食む羊の群れといった、陸路ならではの景観を楽しみつつ、大西洋に向かって車を走らせる。アガディールが近づくとアルガンの木らしきものが街道沿いに見えてきて、いやが上にも気分が盛り上がってくる。

 やがて午後3時の集合時間前に大西洋岸のリゾート地であるアガディールに到着。海を見下ろす小高い丘に建つ瀟洒な邸宅風ホテル、リヤド・ヴィラ・ブランシュにチェックインした。

<次のページ> アガディールのリヤドに世界中から現地集合!

2017.06.09(金)

文=岡本翔子
撮影=齋藤順子

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