船旅の写真を撮影するコツ その1
「まずは船内探検=ロケハン!」

最上階の甲板はいつも大勢の人で賑わう場所。

 最初に言っておくが、クルーズ船は想像を絶する大きさだ。前ページでホテルと書いたが実はホテルどころの大きさではない船もある。

 今回紹介するロイヤル・カリビアン・インターナショナル社のアリュール・オブ・ザ・シーズという船はひとつの村!? いや、街!? が移動している感じだった。全長361メートル、幅65メートル、乗客定員・乗組員合わせて7784人という大きさ。

カフェテリアは朝早くから夜遅くまで開いており、航行中の景色が楽しめる。
レストランもご覧の通り巨大な3階建て!

 そこで重要なのは、乗船したらまずは館内地図を持ってロケハンを行うこと。船の航路を地図で把握し、東西南北をしっかりと頭に叩き込み、船の左舷右舷どちらに行けばどの風景が撮れるか、瞬時にわかるようにしておくと良い。そして自分の部屋からずーっと水平線が見える毎日を楽しみながら、いい光を待つ。

日中はいろいろなショーやアトラクションが楽しめる。写真左奥にはロッククライミング用の壁面もある。
左:船上のジャグジーは気持ちいい!
右:街のように整備された中庭
なんとスケートリンクまである! 写真は夜のスケートショー。

2017.01.30(月)
文・撮影=山口規子