今日の絶景

今日の絶景

第二次大戦の空爆でほぼ全壊しながら
「美しい廃墟」として愛された名建築

Magnificent View #1161
旧オペラ座(ドイツ)

(C)Raimund Linke / Masterfile / amanaimages

 新旧の建物が美しく調和する都市、フランクフルト。クラシカルな趣で存在感を放っているのが、旧オペラ座だ。

 もともとの建物は、1880年に完成。こけら落としは、ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世と皇太子らを招き、盛大に行われたという。

 その後、ワーグナーやプッチーニなどの著名なオペラが次々に上演され、紳士淑女でおおいににぎわった。

 第二次世界大戦中は空爆に遭い、建物は外壁だけを残して崩壊。だが、ほぼ全壊となってなお、「ドイツで最も美しい廃墟」と呼ばれ、人々から愛されていたという。

 そんな市民の熱い願いが実り、再建されたのは1981年のこと。外部は創建当時の姿を忠実に復元しつつ、内部は近代的なコンサートホールとして生まれ変わった。現在は、世界各国の有名なオーケストラの演奏が行われている。

2016.12.04(日)

文=芹澤和美

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