今日の絶景

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ローマ帝国の遺跡発掘で明らかになった
2000年前のモダンで快適な都市生活

Magnificent View #1137
ティムガッド(アルジェリア)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 西暦100年頃に建設された古代ローマの植民都市、ティムガッド。

 ローマ帝国滅亡後に放棄され、歴史の表舞台から姿を消していたこの都市遺跡が発見されたのは、1765年。それから100年以上も経った1881年に行われた発掘調査で分かったのは、ここに機能的かつモダンな都市があったということだ。

 東西南北に走る幹線道路を中心に碁盤の目上に街路が張りめぐらされ、上下水道も完備。さらに、劇場や図書館、公衆浴場、市場など公共施設まで充実。

 「狩りをして、風呂に入り、たわむれ、大笑いをする、それが人生だ」という落書きが残されていることからも、人々は快適で贅沢な都市生活を謳歌していたことが想像できる。

 長く砂漠に埋もれていたため保存状態がよく、かつての美しい姿を今に伝えるこの遺跡。ここを訪れれば、「昔は現代よりも不便だった」という概念が覆されそうだ。

2016.11.10(木)

文=芹澤和美

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