今日の絶景

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喧騒の街マラケシュで異彩を放つ
イヴ・サンローランが愛した庭園

Magnificent View #987
マジョレル庭園(モロッコ)

(C)Raimund Linke / Masterfile / amanaimages

 鮮やかな色彩の中に飛び込んだかのような、緑あふれる空間。喧騒に包まれたモロッコの古都マラケシュでひときわ異彩を放つのは、マジョレル庭園だ。マジョレル・ブルーと呼ばれるヴィヴィッドな青色に塗られた建物の中には、カラフルな花々が咲き乱れ、訪れた人を癒しの世界へと誘う。

 この庭園は、もとは1920年代にフランス人画家のジャック・マジョレルが造ったもの。1966年、モロッコ旅行中にここを訪れたイヴ・サンローランと恋人のピエール・ベルジェが一目で気に入り、マジョレルの死後、1980年に購入。修復し、世界から植物を集め、庭園美術館として公開した。

 サンローランはこの庭園を心から愛し、パリコレが終わるとすぐここを訪れ、晩年はほとんどの時間をこの場所で過ごしていたという。2008年に71歳で没した彼の遺灰は庭園内に撒かれ、敷地内にはモニュメントも建てられている。

2016.06.13(月)

文=芹澤和美

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