今日の絶景

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ペルシアの王侯貴族たちに愛された
華麗なる石橋はイスファハーンの誇り

Magnificent View #1129
ハージュ橋(イラン)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 壮麗な宮殿やモスクなどが立ち並ぶイスファハーンは、イランで最も美しいと言われる都市。16世紀末からサファヴィー朝の首都として発展し、その繁栄ぶりは「イスファハーンは世界の半分」とまで賞賛された。

 街を流れるザーヤンデ川には、17世紀以前に架けられた石橋がいくつもある。なかでも市民に愛されているのが、華麗なハージュ橋だ。

 完成は1650年頃。レンガ造りのアーチで支えられた二層式の橋は、壁に美しいタイルのモザイクが施され、イスラムらしい風情を漂わせている。

 美しいこの橋は、単に両岸に人を渡しているだけではない。付属の水門がダムの役割を果たし農地に水を送っているほか、広い橋にはテラスもあり、住民たちの憩いの場にもなっている。

 かつては王や貴族がテラスで納涼の宴を開いていたというこの橋。現在は、地元の人たちにとって便利な待ち合わせスポットとしても重宝されているのだそう。

2016.11.02(水)

文=芹澤和美

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