今日の絶景

今日の絶景

メインストリートにすら信号機がない
「世界一幸福な国」ブータンの首都

Magnificent View #985
ティンプー(ブータン)

(C)Albert Normandin / Masterfile / amanaimages

 谷に沿うように街が広がるのは、ブータンの首都ティンプー。標高2320メートルにあり、朝はご覧のように靄に包まれ、幻想的な景観を見せる。

 かつて、この国の首都は、夏は涼しいティンプー、冬は比較的温暖なプナカと、季節ごとに替わっていた。ここが恒久的に首都と定められたのは1955年のこと。第3代国王、ジグミ・ドルジ・ワンチュクが街の北部に宮殿を建設して以降、徐々に整備が進んだ。

 1990年代後半からは急速な発展を見せ、現在の人口は約10万人。高速道路も開通し、レストランやホテルも並ぶようになった。

 とはいえ、法律によりすべての建物は伝統的な様式であることが定められ、高層ビルは皆無、メインストリートには信号機もない。

 山に囲まれた谷間に立ち並ぶ伝統様式の建物と、行き交う民族衣装の人々。「世界一幸福な国」を自負する国の首都には、ゆったりとした時間が流れている。

2016.06.11(土)

文=芹澤和美

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